誰がボトルネックか


「もっと下から意見とか提案を出してほしいんだけどな」と、先日まあまあ上に位置する管理職をやってる友人に相談された。
どうにも部下たちからはそういった声がなかなか出ないらしい。

「それと何か新しいことをやるにしても、なかなか話が進まないんだよね」という部分でもアイデアを求められた。

ということで、いつもどういう状況になるのか話を聞いてみた。
まとめるとこういうことだった。

  • 話し合いや会議の意図が不明瞭で上長の報告が主

  • 提案を出すフローおよび承認のフローが不明瞭

  • でも話を進めるときは何人かの上長の承認が必要

  • その謎プロセスのせいで部下が何かするにもイチイチストップが入る

話を聞いている内に「そりゃ提案も出なければ話も進まないな笑」と友人と認識が一致した。
管理職である友人も含めた上長が提供している環境こそがボトルネックだった。

上長がやっていることは“口うるさい親“がやってることと同じだ。
口うるさい親が、勝手に次々とルールを押し付けるし言い返せばそれを認めないのに、「なんで何も言わないんだ!なんで自分からやらないんだ!」と無茶を言ってくるが、だからといって自分から行動するとああしなさいこうしなさいと指示を出してくる。

そうやって育てられた子がどんな子になるか想像がつくと思う。

これが会社単位で実施されていると友人に話したらすごく納得してくれた。
「そっか。自分たち(上長)が提供している環境が、そういう部下にしてしまっているのか」と。

環境が人を育てるとつくづく思わされた件でした。


終わり

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