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「ARASHI Anniversary Tour5×20」を観て、嵐をもっと好きになろうじゃないか

嵐の20年を記念したライブツアー「ARASHI Anniversary Tour5×20」のDVD/Blu-rayが9月30日に発売決定。発表日の今日8月3日から発売日までが55日だとかそういう演出がニクい。

5大ドームで計50公演を敢行、総動員237万5千人という日本史上最大規模のコンサートツアーでした。この記録を抜けるアーティストはそうそういないのではないだろうか。

最新のテクノロジーを駆使したライブパフォーマンスをおよそ3時間半にわたって楽しめる豪華なLIVEです。

私は、ツアーを通して2回参加することができたけれど、本当にいいツアーだった。2回目は、活動休止を発表して行った追加公演の初日だった。1曲目のゴンドラから降りてくる嵐のメンバーの目が皆潤んでいたことを多分ずと忘れないだろうな、と思う。それだけ公演をしていて称賛されていても、彼等の決めた決断により、ファンが今までと変わってしまうという不安もあったのだと思う。

私自身、嵐の活動休止は非常にショックなことではあったけれど、社会人をしていて、嵐ほど忙しかったら、仕事を休みたいと思って当然だよなと思う。「VS嵐」で、大野くんが元気にしていると、「月曜休みだったから~」みたいなモーションがあって、それをいじっていたというか楽しんでいたムーブメントがあったけれど、私は全然笑えなくて。

嵐ではないのだけれど、錦戸亮さんが関ジャニ∞とNEWSを掛け持ちしていたとき、1年の休みは2日だったという。また、上戸彩ちゃんが主演をバンバンはっていたとき、テキストデータならその姿は映らないからと、点滴しながら、雑誌のインタビューをしていたというエピソードを聞いたことがある。

芸能人ってそうとうタフだし、能力のある人が多いけれど、それ以前に人間だ。ストイックだからこそ、しんどいことも多々あるだろう。応援もある種の重荷になっていたのかも……と考える部分もあった。

2回目はそういう複雑な気持ちで、見始めたけれど、やっぱり嵐。LIVEが始まったら、「楽しい」「すごい」以外の感情は何処かに消えていった。


LIVEで特に印象的だったことが2個ある。

どの曲かは忘れてしまったが、トロッコでの移動時に、相葉雅紀さんと二宮和也さんが以前のツアーで行ったユニット曲のダンスを1回目に見たときはトロッコの見えにくい位置でやっていたのだけれど、2回目はセンターステージでダンスしていてかつそれをカメラで抜いていたことだ。顧客のニーズを把握し、マイナーチェンジする姿勢に感嘆した。

2点目は「Love so sweet」の時の櫻井翔さんのリアクションだ。私は2回目に入った時、ステージが見にくい所謂見切れ席で見ていたのだけれど、曲が始まったその際に櫻井翔さんがステージを見ようとする私たちにモニターを懸命に指さした。モニターに流れてきたのはドキュメントなんかと嵐が各地で録った写真等。5×20で歌われる「Love so sweet」は、ファン以上にメンバーに向けた歌なのだなと思ってジンとした。「こんな好きな人に出会う季節二度とない」「信じることが全て」という言葉がズンと胸に響いてきた。


5×20のツアーは演出から何から嵐を一度でも好きになったことがある人なら、いや、嵐に特別に好意的でない人でも、感動と感激があるエンターテイメントなツアーだと思う。ぜひ、チェックしていただければ嬉しいです。


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