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デザイナーになりたいあなたへ、経験不足でいいんです

エイチームライフスタイルアドベントカレンダー2018の9日目は、株式会社エイチームライフスタイル@Shion84が担当します。

○目次
・この記事を書いた訳
・デザイナーのするデザインについて考えてみる
・デザイナーはみんな経験不足
・デザイナーは「すごい人」じゃない!悩んでばかりいます
・デザイナーに一番大切なのは、誰かを思いやる気持ち
・まとめ

この記事を書いた訳

デザイナーになりたいけど、自信がなくてなかなか一歩踏み出せないという方から相談されることがあり、もしも世の中に同じようなことを思っている方々がいたなら自分から伝えられることがあるのではと本日の記事を担当させていただきました。

ヒアリングしたデザイナー志望の人のモヤモヤ
・自分がデザイナーになれるの?
・根本的に自分は向いてないのではないか
・すごい人たちに追いつけない
・そもそも「デザインの仕事」自体がイマイチわからない

確かに、なるほど。わかる。
私自身デザイナーになる前はあまり迷わなかったですが、現場に入ってすぐ、上のような悩みを持っていました。
当時の私が抱いていたデザイナー像と自分とのギャップが大きすぎて友人に「デザイナーをしてるよ!」ということを言うのが恥ずかったことを覚えています。職業を聞かれた時は濁してばかりでした。

デザイナーのするデザインについて考えてみる

「デザイン」という言葉が抽象的なので、少し区別して考えてみましょう。
私が思うにデザインには「デザイン」と「デザイン処理」の2つの種類があります。

デザインとデザイン処理
例えば、あなたが「コップをデザインしてください」とお願いされたとします。きっとあなたは

・どんな柄にしようかな
・モチーフは何にしようかな

こんなことを考え始めると思います。
ですがこれはデザイン処理であって、デザインではありません。

一方デザインをしようとすると、コップのことをもう少し深く認識しなければいけません。

・そもそもコップの役割ってなんだろう
・一番使いやすいコップってどんな形なんだろう
・そもそも使いやすいコップの定義はなんだろう
・コップとお皿の深さの境目はどこで、なぜ境目が存在しているのだろう

私が思うにこんな違いがあると思っています。コップの柄やモチーフを決めて、PhotoshopやIllustratorでデータを作ることは、さほど時間がかからずできると思います。デザイン処理は経験があるので簡単です。

ですが私がコップのことを深く考えたって、わかりません。
きっと色々調べ始めるでしょう。なぜならコップのデザインについて私は経験不足だからです。

結果、私はデザイナーですがデザインの経験が不足しています。

デザイナーはみんな経験不足

データを作ったり、あしらいを決めることは誰でもできます。もちろんあなたにも。その手数の多さと速さは武器になりますが、上手い人達の残した参考もありますし少しググればいくらでもやり方は出てきますので、そんなデザイン処理は誰でも時間をかければ少しずつ上手くなります。

何が言いたいのかと言うと、表現力や発想力もとても大事ではありますが
「何か」にある課題を見つけて、それを解決していくこと
その方法を考えていくことがデザインであり、デザイナーの仕事です。

デザイナーは「すごい人」じゃない!悩んでばかりいます

デザイナーの仕事は2種類あると言いましたが、きっと世の中のイメージにあるデザイナー像はデザイン処理をしている人たちです。デザイン処理は誰でも練習すればできるようになります。
たくさん走れば少しずつ早くなるのと同じです。
でもデザインに関しては、その都度出てくる課題に対して、誰しも経験不足なことが多いです。ヒーヒー言いながらアイデアを出します。天才的な発想ではなく、分析して地道に絞り出しているのです。

デザイナーに一番大切なのは、誰かを思いやる気持ち

デザイナーにスキルや発想力がないから向いていない、自分にはできないと考えている人たちに伝えたいことはこれです。現役のデザイナーもデザイナーを志す人も、サイトやアプリ、何かの商品やサービスを少しでもよくできないか、課題を解決できないか
悩んで、それぞれの答えを出しては試していく

それを楽しめる人であれば、もうこれ以上ない資質があなたには備わっています。そんなあなたを私は尊敬しますし、一緒にお仕事がしたいと思ってくれる人が必ずいると思います。

まとめ

デザイナーになりたいけど、デザインのことがちゃんとわかっていなくて
自分にできるのか悩んでいる。
そんな人に、デザインの種類とそれぞれの考え方、
その上できっとこんな人は向いているよといったことを書いてきました。
もちろんまだまだ成長途中な私個人の意見なので、いろんな人のお話を聞いてみることからスタートしてみてもいいかもしれません。
私の所感ですが、デザインについて質問されて嫌な顔をするデザイナーは見たことがないので。笑

モヤモヤしている人が、何かとっかかりのようなものを掴んでいただけていたら嬉しく思います。


それでは!

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エイチームライフスタイルアドベントカレンダー2018、明日は@gilyに書いてもらう予定です。お楽しみに!

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