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for serendipity1036「粗雑」という病気は絵からとり払わなければならない

堀尾真紀子さんの『女性画家 10の叫び』(2013)より。展覧会出品のため、弟子が絵を見せに来たときの日本画家・小倉遊亀さんのことば。

「粗雑」という病気は絵からとり払わなければならない。「稚拙」はゆるせる、「未熟」もかまわない。「粗雑」は心の病だからである。ものの観方、考え方が粗雑だから画面は粗雑である。この病は早期に治療しないと癌になる(25p)


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