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塩見直紀の試行100(051)「スモールビジネスのつくり方問題集」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。

「いいまちには、いい勉強会がある」。「スモールビジネス女性起業塾」(月1回、年間全10回)や「綾部ローカルビジネスデザイン研究会」(月1回、月例)をはじめた2015年ころ、浮かんできた言葉です。地方創生のお金でいっとき、勉強会も急増したけど、その後、減少。2020年はパンデミックの影響でまたさらに減り、が現状でしょうか。

「スモールビジネス女性起業塾」は、京都府中丹広域振興局からの依頼で、中丹地域(舞鶴、福知山、綾部)在住の女性向けの起業講座をおこなうということで、お声かけがあり、プログラム開発から、年10回の当日の進行、またワークショップも担当させていただきました。2015年から4期継続。2期目からは事業を引き継ぎ、京都北都信用金庫様から3年間、資金の応援もいただきました。塾生が各地でがんばっていることが何よりうれしいことです。

何でもですが、「自主財源の創造」は大きなテーマです。そこで考えたのが、綾部在住のイラストレーター・中根ゆたかさんのイラスト、アートワークで編んだのがワークブック「スモールビジネスのつくり方問題集」(スモールビジネス女性起業塾編、2017年12月刊、起業に向けての20問掲載)です。値段は1000円で、1000冊制作。印刷は地元のいかるがの郷(障がいのある方の仕事にもなります)。起業塾のワークショップのテキストにもなるし、府外からの講師をお招きする際の謝礼・交通費にあてられたらというものでした。

いったん女性起業塾も終了ということで、残余金を活かして制作したのが、CDジャケットサイズのミニブック「AtoZスケッチ」(2020年2月刊)です。A~Zまでの26のキーワードの問いかけに答えるなかで、自分をスケッチする、というイメージ。起業の種を見つけてもらえたらうれしいです。AtoZ専用HP(AtoZ makers)でもご覧いただけます。こちらのデザインは起業塾の1期生・水田ウタコさん(ミズタマート)です。

「スモールビジネスのつくり方問題集」は「あやべ特産館」(グンゼスクエア)や通販でも販売中です(送料100円)。塾の口座はゼロ円になりましたが、本の販売のお金はゆっくり増えていくかも、ということでいくらか貯まれば、いつの日か、ワンデーの起業塾ができたらと思います。「いいまちには、いい勉強会がある」のですから。

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