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鶴見太郎さんの『柳田国男~感じたるまゝ』(2019)28pより。
「父の半生をふくめ、少年期の柳田(国男)の家を取り巻く環境は、『半漂泊』と評されることが多い。その要因のひとつは、この時(※12歳の時、兵庫から茨城県へ)の故郷との別れだった。」

「半農半X」というコンセプトが生まれて30年。いつころだったか、この「半」にも関心を持つようになりました。10数年前、台湾で半農半Xについて講演した際、台湾の方が「“半”という考え方は日本的で台湾中国では少ないのでないか」といわれ、なるほどそういうものか思った次第です。いつしか、「半」がつくことばを収集するように。たとえば、「半透明(の美学)※岡田温司著」「(陶芸家・川喜田)半泥子」などなど。「半漂泊」ということばは初めて出会ったことばでありました。



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