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2023年の夏、下関に生まれた「まちライブラリー月いち下関」。いろいろな方が本を寄贈くださいます。山口大学の名誉教授の方が何冊か、寄贈くださっていて、今年読んだ『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』もそんな1冊でした。すでに読んでいた『ムラブリ』も寄贈。ありがとうございます。ある日、まちライブラリー下関で気になる本を発見。僕が店番でないときにまたまたことば系の本を名誉教授が寄贈くださっていたようで、それがいま読んでいる『夢見る帝国図書館』(2019)です。いつかまたお出会いできる日があればと願っています。そういえば、数週間前に『文庫旅館で待つ本は』という小説を読みました。本系の小説って、いろいろあるのですね。本に関する小説と言えば、僕(塩見直紀)のお気に入りは2023年の年初に読んだ『小さなことばたちの辞書 The Dictionary of Lost Words』です。僕は「ことばとエックス」「人生とことば」にも関心を持っているのですが、「ことばに生涯を捧げた女性を描く珠玉の一篇」はたいへんひかれるお話でした。思いがけない出会いをいただいた『夢見る帝国図書館』。いま気になる人である和辻哲郎先生(『風土』『古寺巡礼』など)も本のなかで出てきます。






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