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for serendipity1059 「父母未生以前の自己本来の面目(公案)」

森まゆみさんの『「青鞜」の冒険~女が集まって雑誌をつくるということ』(2013)、33ー34pより。日露戦争が始まったころ、日本女子大生だった平塚らいてう(本名・明=はる)は日暮里の両忘庵にて参禅。明は自己の内面を掘り下げ、わが内なる神を見ることに夢中だったとのこと。明が最初にもらった公案は「父母未生以前の自己本来の面目」。これは夏目漱石が円覚寺帰源院でもらった公案と同じだったそうです。「公案」の研究本、何か読んでみたくなりました。



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