見出し画像

本をいろいろ読んできた人生のなかで、複数の方が紹介されていて、気になりつつも未読の本があったりします。いまはスマホのメモ帳に「今後読みたい本研究所」というタイトルで書名・著者をメモしているので、そうした本を忘れず読んでいくことができるようにようやくしました。20代のころからそんなメモをつけていたらよかったのですが、なんとかこのことを来世まで覚えておけますように。

『山びこ学校』(昭和44)も何度も出てきた本の1つで、2024年初に拝読した『振り返れば未来 山下惣一聞き書き』でも紹介されていて、僕は背中をようやく押されたのでした。この本が初めて世に出たのは昭和26年のこと。作文を書いたのは山形県の山元村中学校の男女43名(昭和10~11年生まれ)で、執筆時期は戦後まもない昭和24~25年です。特にひかれたものを自分用メモとして記しておきましょう。「母の死とその後」(江口江一)、「学校にどのくらいお金がかかるものか」(第一班報告)、「私たちが大きくなったとき」(横戸惣重)。「生活綴方運動」「おとなの綴方運動」「生活記録運動」を「一人一研究」など、僕らしい観点からゆっくり追いかけていこうと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?