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for serendipity1050「書物、それは薬にして毒」

創元社「叢書パルマコン」キャッチコピー。
以下、「叢書パルマコン創刊の辞」より。
薬や薬学・薬局の語源ともなったギリシャ語パルマコン ( pharmakon)。それは古代ギリシャにおいて、薬でもあり毒でもあるという、両義的な意味を持つ言葉であり存在であった。古来、すぐれた書物もまた、良薬や治療薬であると同時に、毒薬や劇薬でもある存在として、沈滞する世界の活性化に寄与してきたのである。叢書パルマコンもまた、毒でも薬でもある書物でもって、人文知の世界の活性化に寄与していきたい。


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