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伝記を読もうシリーズの『中村哲-命の水で砂漠を緑にかえた医師』(2023)にある中村哲さんが好きなことば。中村さんは生前、講演でこんなことを話したそうです。

一隅(いちぐう)を照らすというのは、一つの片隅を照らすということですが、それで良いわけでありまして、世界がどうだとか、国際貢献がどうだとかという問題にわずらわされてはいけない。世界中を照らそうとしたら、爆弾を落とさなくちゃいけない。それよりも、自分の身の回り、出会った人、出会ったできごとの中で人としての最善をつくすことではないかというふうに思っております。(118ー119p)

「自分の身の回り、出会った人、出会ったできごとの中で人としての最善をつくすこと」。僕たちも思い出していきましょう。


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