塩見直紀の試行100(082)「1まち1研究所」
半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。
故郷・綾部には(1)株式会社グンゼの研究機関「グンゼ研究所」、(2)京都府畜産研究所、(3)NPO法人「間伐材研究所」という3つの研究所があります。僕が2000年からおこなっている「半農半X研究所」もあったのですが、2021年3月末、つれあいの里・山口県下関市に転居とともに新天地での活動となりました。
半農半X研究所の活動と、上の3つの研究所が存在したからでしょう、あるときから、「1つのまち(市町村)に、まちの個性を表現する研究所」が1つ以上あるといいのでは、と思うようになりました。これが「1まち1研究所」というコンセプトです。
2019年度から、和歌山県紀の川市役所の依頼で「紀の川市まちづくり人材育成塾~フルーツ・ライフ・スクール」の企画と講師をさせていただいています(※2020年度はパンデミックで中止。2021年度はハイブリッド型で実施中)。紀の川市は日本有数のフルーツ王国で、「フルーツ・ライフ・スクール」はそんなところから命名されています。紀の川市なら「フルーツ・ライフ研究所(略してフル研)」があるといいですねと今度の塾の日に提案してみたいと思います。みなさんのまちにはどんな研究所がありますか?なければ、ぜひつくってみてください。新天地の下関も、なければ、つくってみたいと思っています。