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2020松本山雅FC WEBサポミの議事録を書いてみた

「2020松本山雅FC WEBサポーターミーティング」

開催日 2020年4月29日(水・祝)14:00~15:20 

出席者 

株式会社松本山雅
代表取締役社長 神田文之 様
取締役副社長 加藤善之 様
取締役副社長 上條友也 様

片山真人 様
田中隼磨 様

ファン・サポーターの皆様

※掲載時の情報は2020年4月29日(水・祝)時点のものです。

現状の松本山雅について

09:00~14:47

神田社長 みなさんこんにちは。松本山雅の神田です。
世界的にコロナで苦しんでいるなか、こういったときに山雅のことでみなさんお時間をいただき本当にありがたく思っています。

クラブとしても開幕戦はアウェイながらスタートを切ったものの、それ以降、その前後もキャンプだったことも含めてファン・サポーターの皆さんとクラブの接点がここ数か月持てないという現状に対してすごく心配でしたし、残念に思っているのが率直な状況です。
今日お時間をいただいたなかで、両副社長も含めて山雅の現状について皆さんに少しでも伝えることがまず、山雅としてできることかなと思って今日お時間をいただきました。
実際に山雅だけの問題ではなくて、コロナの影響化で想定されるリスクというのが世界中に広がっているときだと思います。スポーツにおいても非常に難しい時代になっていますし、サッカー、Jリーグ、そして当然山雅という立場で、それぞれ抱えているリスクが今あります。決して自分たちだけが困っているわけではない状況がありましたので、山雅だけ大騒ぎするのは少し違うのではないかということで、クラブとしての情報発信の仕方というのもすごく悩んできました。
ただ、サポーターの皆さんとコミュニケーションを取らせていただくなかで、少しでも今のクラブの現状を伝えるべきだというご意見もいただいたので、この場を作ることがようやくできました。

山雅の状況について早速お話しをさせていただきます。
試合ができていないということで、今年2020シーズンのスタート時に組んだ予算に対して、もうスタートは切っていますのでかかる費用は予定通りに進んでいます。収入がほぼほぼ途絶えている状況ですので、当然そこのバランスが非常に悪くなっていますし、このまま試合が極端にいえば行われない場合は相当なリスクがクラブに影響があるというのは間違いありません。
ここで考えなければいけないのは、先日も株主総会で皆さんにお話しさせていただいて、松本山雅はおかげさまで前のNPO時代も含めてずっと黒字で経営ができて、内部留保もたまって安定経営をしてきたといわれるクラブですが、こういった影響下になると貯めてきた利益も含めて、1年で吹き飛んでしまうような状況だということも極端にいえば現実になります。
そういったなかで、このクラブ、例えば極端にいうと借り入れをしてまで存続すべきかということも、もしかしたら一民間企業とすれば考えることかもしれません。ただ、私たちだけがクラブに関わっているだけではなくて、みなさんと一緒にサポーターやボランティアの皆さんと一緒に作ってきたクラブとしては、必ず再開して、またみなさんに必要とされる松本山雅の姿があると思って進んでいます。なので、一民間企業としての判断というよりは、やはりこのクラブの存在意義を改めて見直したなかで、このクラブがしっかり生き残るということを大切に思って準備を始めています。

今日細かいところは加藤副社長、上条副社長のほうから話をさせていただきますが、今現実的にクラブが置かれているリスクについてはもう少し詳細をこのあと説明させていただきます。
ある種スポーツ界、サッカー界、そして山雅にとっても大きな過渡期になっているのかなと思っています。本当にファン・サポーターの力もあって2度のJ1を経験し、地方都市のなかで盛り上がっているクラブとしてここまで成長を続けてきたクラブですが、J1に行けばやはり力が及ばずだったりとか、地方で盛り上がっているとはいえ、この先山雅の未来に何があるのかというのを改めて考え直さなければならない時が来たのかなと思っています。ここまで創ったもの、積み重ねたものがある種無くなるかもしれません。
ただ、本当に皆さんとともにもう1度、再開後、山雅の活動がフルにできる時には、やはり今以上の松本山雅の姿を一緒に目指して、そのために今こらえながら次のステップを踏むということをやはり皆さんと一緒に共有したいなという思いがいちばん強いです。
ただ、我慢して次再開したときには今と同じだけの状態に戻すというのはやはり難しいことだと思っています。再開したときには今までよりもさらにクラブとしては厳しい現実が待っているかもしれませんが、必ず今以上のクラブを創れるよう私自身も向き合っていきたいと思います。
今後Q&Aなどで個別でお答えさせていただきますが、冒頭のあいさつとしては以上です。

経営状況のシミュレーション報告について

15:07~25:49

加藤副社長 毎日のようにニュースなどでJリーグの今後の再開に向けて様々な情報がでていますので、現状どうなっているのか簡単にまとめたので確認をしたいと思います。また、選手がどうしているのか合わせてお伝えしたいと思います。

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選手たちは自主トレということで個別にやっている選手もいれば少人数で集まってトレーニングをしている選手たちもいます。基本、体をなまらせないようにということでコーチ陣が選手のトレーニングのサポートをしているという状況です。
選手たちには、3月以降試合が開催されない、また感染リスクが高まるのでこのようなお願いをクラブからもしていますし、選手同士もそれぞれ自分の家庭を守る、自分の健康を維持するということでこういったルールを厳守して普段の生活をしていると思います。

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Jリーグと様々な会議体を通じて、担当者が日々コミュニケーションを取っています。日程については感染状況、政府や自治体の情勢判断、専門家の意見を踏まえて期日を設けずに判断するということで、現在は白紙の状態です。
(※サポミは4/29に開催)仮に5月6日に緊急事態宣言が解除された場合は、その後6週間はトレーニング期間を確保することを前提に、リーグが再開するということになると、最短でも6月中旬になってしまうというイメージで再開のスケジュールを考えています。現在、天皇杯の不参加は決定しています。Jリーグについては全試合を消化するという方向でカレンダーの作成を検討しています。そのなかで、ルヴァンカップについては大会を縮小して行わざるを得ない状況になるので、予選リーグを6試合出場することになりますけど、予選リーグは縮小する流れになるということで話をしています。

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競技の公平性でいうと、リーグ戦がすべて消化できない可能性もあるというなかで、賞金および理念強化配分金を補填財源確保のために見直しがおこなわれるでしょう。
2020シーズンのリーグ戦順位決定方法は、各リーグ全試合の75%以上、かつ全クラブが50%以上を消化することが大会の成立の要件になるというなかで、各クラブが全試合消化できればいいですけど、試合が開催できないクラブが出てきた時の順位の決定方法については、これから検討していくところです。
昇降格の問題については、今シーズンについては各リーグからの降格チームは無しで自動昇格チームは2クラブあり、プレーオフは行わない、ここまでは決まっていますが、2021シーズンの昇降格ルールはまだ決まっていません。J1は2021シーズンは20チームになり、J2は22チームになります。J1は18クラブでリーグ戦を闘いたいという、日程の関係上からそういう考え方が前提にありますので、その際の昇格ルールをどうするのかこれからの検討事項になっていきます。

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クラブの経営成績なんですが、2019年、左の表になりますが、決算の数字です。
27億の収入に対して26億の支出、約3,700万円が営業利益となっています。それに対して2020年のJ2の予算ということで、今シーズンは23億の収入に対して支出が22億9,500万の予算を当初立てました。ただ、右の2020年コロナ予算ということで特に黄色の部分が入ったところなんですけど、大会がいつから始まるのか、大会方式がどうなるのか、何試合消化できるのか、無観客で行うのか、お客さんを入れて試合をするのか、等々と決まらないと黄色の部分のところの数字が作れないのが現状です。
ただ、リーグ戦再開後からお客さんをいわゆる収容率50%で開催できるのか、無観客で開催できるのかということで言えば、平均入場者数14,000人を想定して予算を組んでますので、入場料収入の予算を達成できるのは厳しいと思いますし、広告収入に関しても試合をどれだけ消化できるのか、広告価値を我々はどう創出できるのか、今は何も検討する材料はないということで、リスクとしては一番下の数字にもありますが、仮にゼロだとマイナス12億というクラブとしてはリスクを取らざるを得ないというのが現状です。
とにかくリーグ戦を早く再開してみなさんに応援していただける環境で選手たちは頑張ると、当然今年J1目指したチーム編成もしてますので、選手には全力で頑張っていただきたいと思います。
事業面での詳細は上條副社長からお願いしたいと思います。わたくしのほうからは以上です。

事業面での補足について

26:07~31:47

上條副社長 みなさんこんにちは。私のほうからはいろいろとみなさんからなかなかリーグ戦の再開の見通しが立たないなかで、お問い合わせをたくさんいただいていることを中心に、いまJリーグと私どもクラブとで協議している情報を先出しする形でお伝えをしたいと思います。

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まず最初はシーズンパスの取り扱いについて、いくつかお問い合わせをいただいています。これについて、今リーグと全クラブが協議をしています。
まず最低限の土台のルールを全部でこうして決めて、実施はそれぞれ各クラブに応じて行うとという進み方になるんですけれども、正直言うとまだ何も決まっていないというのが現状です。何も決まってはいないですけど、今検討している状況の先出しをさせていただきます。

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まず払い戻しをするの?という質問がいくつかみなさんから来ていますが、これについては、払い戻しは実施します。ただし、払い戻しをする場合の条件が3つあります。1つ目は試合が開催されない場合、2つ目が無観客での試合の実施の場合、3つ目が当初の席から著しく移動を余儀なくされてお客様のほうが払い戻しを希望した場合。この3つのパターンで払い戻しが実施される形になります。

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払い戻し金額は?ということなんですが、これについては原則「1試合当たりのシーズンパスの換算金額×行われなかった試合分」ということになります。けれども、シーズンパスの皆様にはいろいろな特典の供与などもありますので、法務とか税務上の問題など相談したうえで最終的には決定していくことになると思います。

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シーパスについての対外的な発表はいつするのですか?ということなんですが、これについては、さっきもお話ししたとおり、各クラブが単独で独自に発表することではなくて、リーグ全体で歩調を合わせるといったことになっています。なので、発表はおそらく一斉の発表になると思います。そのタイミングというのはリーグ戦の再開時期が確定した時点、そして合わせて大会形式、これはルヴァンカップも含むのですけど、大会形式が確定した時点で発表になります。
一方、スポーツ庁が払い戻し寄付支援ということで確定する予定になっているんですが、払い戻しをしなくても良いという方もいらっしゃる場合に、税務上優遇措置というものが付加されることになります。これが確定したタイミング、というのが合わせ技になって発表という形になります。    

(参考)


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払い戻しの時期はいつですか?ということなんですが、リーグの推奨としましては、シーズン終了後に一括で払い戻しをするということを推奨しています。なぜかというと、再開したけど、再びまた無観客ということもないとは言えないので、シーズンが終了しないと払い戻しに相当する試合数が確定しないということになるので、シーズン終了後に一括で、ということになっております。

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払い戻しの発生する場合なんですが、お客様の同意が必要になるということです。どういう手法でみなさんにお伝えするのかというのはまだまだこれからなのですが、例えば払い戻しに合意する、もしくは払い戻しは不要です、クラブに対して寄付します、またそれ以外の選択肢もあるかもしれませんが、そういったものをお客様にご提示して、お客様のほうからそれに対しての選択をしていただくという手順が必要になるということです。

ということで、ここまでが今みなさんにお話しできるさっき言ったリーグとクラブが話をしている土台にあたる部分なのですが、まだこの話し合いが実は始まったばかりなものですから、細かいところの問題点ですとか、疑問点ですとか、解決しなければいけない点がたくさんあります。
ですので、引き続きの検討事項になるわけですけど、今日現在のことでお話しするとすれば、今こういった状況になっています。

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再開後の試合運営について 

31:48~38:45

それから、もうひとつ問い合わせが多いのが、再開後の試合運営についてどうなりますか?ということです。
これは今回延期になる前、5月頭から再開するときにリーグと全クラブとでいろいろ協議していた内容の要素を抜き出したものです。そのときは50%収容ということが前提となっていましたので、そういった試合になった場合にみなさんにとってどのようなことになるのかを抜き出しています。
簡単に言いますと、まず入場時には分散して入場していただくために入場時間ですとか入場口(入場ゲート)の分散化を図り、入場する際にはゲートにてサーモメータ―にて検温をさせていただき、37.5度以上の人は入場をお断りするという形になるということです。
試合終了後の退場についても、一斉にみなさん出るということではなく時間差を設けて、例えばゲートごととか、そういった形にして時間差で退場していただくということです。
チケッティングにつきましては、アウェイ席は販売無しで、ホームの席割りについては前後左右を1席ずつ空ける市松模様での個席化ということが推奨されています。これについても、例えばゾーン・ブロックに分けてゾーンで席を作るということも一応良しとされていました。これはもし感染された方がいた場合にどこの席に座られていたかということを後追い、特定できるようにということになっていました。
場内のもろもろの運営につきましては、まず売店は飲食・グッズ共に無し。アルコール(酒類)の販売もなし。トイレには消毒液を設置します。待機列は前の人との間隔をきちっと取るようにということの密集をつくらないような待機列を形成し、喫煙所もすべてなしという形です。
それと私たちもいろいろなイベントを毎試合行ってきましたけれども、すべてのイベントが禁止という形です。マスコットにつきましてもピッチの中のみ稼働が許されるということです。
応援スタイルなんですが、これにつきましては原則的に着席の状態で、声を出しての応援は不可と、それとチャント(応援歌)が禁止、ただし自然発生の拍手については容認しましょうという内容でした。
それに伴って持込がNGというものがビッグフラッグ・ゲーフラ・横断幕・太鼓・拡声器・鳴り物というものも一応持込が禁止と、これはリーグがいうところの超厳戒態勢(収容率)50%での開催した場合の試合時のルールということで検討していたということです。
ですのでこれ自体も決定ということではないんですが、再開後にまた改めて検討して形になるのだと思います。

今お話ししたようにシーズンパスの返金のお話、それから再開後の試合運営のもろもろの件、くどいようですが何一つ実は決定していないということです。ですので、これはあくまで先出しで、今ここまで検討しているあるいは検討してきたということをお伝えしたということを、ぜひみなさんお間違えの無いようにお願いしたいと思います。

実はクラブのほうがそういったことで試合もそれからアカデミーの活動も停止していると、そういったなかで唯一の収益事業が実はグッズの販売になります。実はそのグッズの販売というものも、さきほどの加藤副社長の説明にもあったように年初の予算に対してかなり低迷している状態です。
現実的にお話ししますと、3月は予算に対して進捗が40%という数字でした。非常に出足好調だった今年のユニフォームも4月に入ってぱったり売り上げも止まっている状況ですし、4月から発売を開始しました非常に人気アイテムのコンフィットTシャツも、前年の初期に比べると約20%ということでなかなか試合のないなかでグッズの販売も非常に不振で苦労しています。
そういったなかでわたしも今日山雅のTシャツを着てこの会に臨んでいますけども、クラブとしましては今、スタジアムでの販売ができないなかでオンラインショップでとにかく皆さんに商品を買っていただこうということで #おうちでやまが の一環としてそういったことに取り組んでいます。
4月に送料無料キャンペーンをやりました。これがですね、送料無料ということで皆さん非常に動いてくれて、その前の週に比べて約10倍のお客さんが商品を購入していただいたというようなことがあります。引き続き5月に入っても2つオンラインでのキャンペーンを計画しています。
いずれも皆さんにとって非常にお得なもの、正直言うと今そういった送料についてもクラブからの費用の持ち出しという形にはなるんですけれども、そういったことをしてもぜひグッズのところで今は何とか収益を少しでも上げていこうということが、クラブもやろうとしていることです。
5月のキャンペーンもこの後用意されていますので、新商品もたくさん出てきます。ですので、このなかなか自粛という厳しいなかなのですけれども、ぜひ一度ホームページのオンラインショップを覗いていただいて、グッズの購入を皆さんに検討していただきたいと思っています。
私のほうからは以上です。

片山 上條副社長ありがとうございました。
グッズのところで言うと僕のほうから補足すると、山雅の公式のYouTubeでご覧の皆さん多くいらっしゃると思いますけど、そのYouTubeでもこういうグッズ出ましたとか、次こういうの出ますとか動画をですね、ガンズくんと僕とで撮影してて、それを順次YouTubeのほうに配信させていただいていて、ガンズくんと僕なんで僕しかしゃべれないんで僕の漫談みたいな感じでうるさいかもしれないですけど、そういうのも見てもらって何かグッズの買う買わないの判断をしてもらえれば僕らもうれしいし、こういう街中で山雅の色がだんだんと薄くなってきているかなとやっぱり感じるので、街なかまだ歩けませんが、その日々の生活に松本山雅のこういうグッズを使っていただいて、山雅を感じていただければなというふうに僕個人としても思います。

※オンラインショップは5月7日(木)から営業再開となります。

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質疑応答

40:40~58:12

Q. 先ほど上條さんから説明があったのでだいたいわかったのですが、当分先になるかもしれないですけど、試合再開した時に応援にどのような制限になりますか?

A. さきほど上條副社長から説明があったので大丈夫でした。

Q. クラブのほうをサポートする施策としてグッズの購入というのもあったんですけど、それ以外にクラブないしサポートショップやスポンサーを支援するという部分で山雅サポが現状試合がないなかでできることがあるのではないか?サポートショップのテイクアウト情報など他のクラブも行っているのでそこのところ整理しないのですかと書いたら、今日の直前にHPででていたので対応していただいてありがたいと思った。湘南はスタグルのショップの購入するチケットを先に販売して試合が再開した後に飲食ができるスタグルの購入券の先売りしてお店を支援することをやっており、今のタイミングで支援できるものがあれば教えていただきたい。

A. スタグルの出店者とは非常に密に連絡を取ってまして、支援策は何ができるかということで段階的に取り組んでいこうということで、まずはそのテイクアウトのリストアップということで、まだ第一段ですのでこれがさらにどんどんスタグルの出店者だけでなくて我々スポンサーのなかでも飲食店の方いらっしゃいますし、そういった方々サポートショップの皆さんも含めてどんどん充実していきたいというふうに考えています。
その先に、おっしゃられたことも検討課題にはいっておりますけれども、具体的には今まだお話しできるところまで話が進んでいないので、そういったことでお願いしたいと思います。(上條副社長)

Q. テレビ松本とクラブのリリース見て北信越(リーグ)の試合を見られるということでワクワクしています。Jリーグですと放映権等の問題があるかと思うので難しいとは思いますが、今後JFLとかJ2の初期であるとかの試合をどこかのメディアで見ることができるような予定を組んでいらっしゃるでしょうかということをお聞かせいただければありがたいと思います。

A. 確かにおっしゃるようにJリーグの映像というのは権利的に難しいものがあります。今回テレビ松本さんがやられているのも実際あの映像の著作がテレビ松本さんがお持ちなんですね。ということがあって実現ができたという例があります。JFLはどこまで確認を取っていくかということなんですけれども、当然JFLの部分もJFLの事務局との確認が取れれば同じようなスキームに乗せて、JFL時代のシェア映像もテレビ松本さんがお持ちなものですから、同じようなチャンネルに乗っけてテレビ松本さんで継続的に放送してもらうというようなことは引き続き検討していきたいと思っています。 (上條副社長)
片山 テレビ松本の「教えてガチャさん」というご長寿番組の5月号が2007シーズンの北信越リーグの振り返りなのでぜひご覧ください。

Q. 昨年箕輪町が南信地区で初めてホームタウンになったんですけど、僕は諏訪地域に住んでいるんですが、ホームタウン拡大というのが今後あったりするのかどうか教えてほしいです。
A. 朝日村さんもほぼ同時期に箕輪町さんと同じようにホームタウンになっていただいて、昨年末の段階でももうさっそくホームタウン活動のほうには行かせていただきました。
実際に全部把握できているかはわかりませんが、春の段階でいくつか予定が入っていたんですけども、やはりコロナの影響下でほとんどの活動がキャンセルになってしまっている状況はホームタウン活動においても多々あります。片山さんの仕事もほとんどなくなってしまったと聞いてますので、そういった意味で、営業としてはホームタウンとして動けない部分はありますけども、当然諏訪、伊那まで目指して少しずつ南のほうにホームタウンを広げていければいいなとずっと前から考えて動いてますので、ぜひ諏訪地域にも広げたいので力を貸してほしいと思います。よろしくお願いします。(神田社長)

Q. 先ほど話にもあったとおり、何も試合ができなかった場合最大12億の赤字がでてしまうという話があったなかで本当に10年20年のピンチじゃないかなと思っていて、そのなかでサポーターとしてもなるべくできる限りの支援をしたいと考えているんですけど、そういった中で例えばこういったところに金銭を投じてくれればクラブとして助かるとか、先ほどグッズって話もあったと思うんですけど、グッズも原価とかかかると思うので、例えば、後援会ですとか、RAZUSO(ラズーソ)ですとか、山雅プレミアムとかでもいいんですけど、具体的にどういったものに投じてほしいとかそういうものがあったらぜひ教えていただきたいです。

A. コロナの状況下だからというところは置いておいたとしても、こういったときにつながれる支援の輪がクラブとしても大事だったと改めて思っています。RAZUSOは今度5月5日にまたミーティングを開きますけども、ただ単に支援をしてほしいというのは少し違うのかなとも思っているんですが、RAZUSOは当初はやはり育成のところをしっかり伝えていく努力をクラブとして、その情報に価値を感じてもらえるようにしていきたいと思っています。グッズもしかり、後援会の皆様にも逆にサポートいただいている立場ではありますけど、今お願いできるとすれば今つながっているネットワークのなかで支援をいただくというのが現実的かと思いますが、もっと大局的にみると応援してもらっているスポンサーの企業もたくさんありますので、そういったところを支援してもらうということも僕らの支援にもつながるかもしれませんし、一旦今の段階では伝えるとすればそういったところですね。
あと、そのコロナの影響下において、何かみなさんに支援をお願いしたいということはこれは間違いなくみなさんの力を借りなければならない場面が来ると思っています。
それがどんな形かっていうのはクラブも慎重に考えたいんですけども、ぜひその時のために備えていただければありがたいと思っています。(神田社長)

Q. サポーターとしてクラブのためにできることを模索していますけども、
クラブが何に困っているのかを掴めない部分がありまして、そこのヒントをいただければというふうに考えています。
今週ちょうど配信されたのですごく嬉しかったんですけども、スタッフレベルでの日常の様子を伝えたり、こういうクラブがこういう点で困っているんだと、そういう本音で相談してもらえるオンラインミーティングなどこういった機会を頻繁に設けていただければ、われわれサポーターが自分たちにできることを考えられるような、そういったヒントになるように思っています。
おそらくこのシーズンの危機は、山雅史上最大の危機だというふうに考えています。そしてそれに対して山雅ファミリー全体でどう対応するかということが山雅の歴史に、そして松本の歴史になっていくと思っています。
こういう時だからこそ山雅というクラブがサッカーだけではなくて地域のためにできること、それを実践し伝えるコミュニケーションといった部分に力をいただきたいというふうに思っているのですが、今後、地域に対するアクション・コミュニケーションこういった点で何かお考えになっていることはありますでしょうか。よろしくお願いします。

A. こういった状況になって本当にWEBの力を借りないとなかなかコミュニケーションが取れないというのは実際問題としてあって、クラブがそこにいい形に備えられているかというと少し力不足があったのかなと思っています。
やはりクラブの成り立ちのなかで直接な接点とか、本当にアナログのなかで
みなさんにはご支援をいただいてここまで成長したクラブだったのでWEBというところまで少し強化するのが遅くなってしまったのかもしれません。
ただ、今本当にできることというのはやはりWEBでなにか皆さんに情報を伝えるとか発信することだと思ってますので、今後、できることを内部で整理ができてきましたのでクラブが持っているいろんなチャンネルを通じて、
なかなか明るいニュースだけ届けるのは難しいときなので、クラブがしっかり伝えられる何かっていうのをしっかり中で絞ったうえでWEBを通じて
より発信をしていきたいと思っています。
クラブを支援というのは本当に気持ちとしてはありがたいのですけど、
やはりクラブはしっかりファン・サポーターの皆さんに状況を伝えることがまず一ついちばん大事だったと振り返ったところと、やはりこのクラブは本当にファン・サポーター自らできることをなんとなくみなさんでやっていただいたから、ここまできたというのは間違いなくあると思っています。
本当にファン・サポーターの皆さんのなかでもなにか新しいコミュニティやネットワークを広げる機会にしてもらえたら本当に再開できたときにスタジアムの更なる一体感につながると思っていますので、ぜひそういったところに力を貸してほしいなと思っています。(神田社長)

片山 YouTubeのコメント欄にいろいろ意見来てまして、嬉しいというかありがたいというか…

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A. 本当にありがたいと思います。
実際、今は預かってるお金になっていると思うので、それをこれからどうなるかということは本当に冷静に考えなくてはいけないんですけど、何かの折にはもしかしたらそういったお金も皆さんの支援をお願いする可能性はあると思っているので、今はその言葉だけでもありがたいというのは現状ですね。(神田社長)

Q. この試合ができない状況でトレーニングを続けていくにしても今までどおりモチベーションを保つのってすごい難しいと思うんですよ。気持ちの面で、選手たちにとってはどういう気持ちでトレーニングとかをしているのか教えてほしいと思います。

A. 今おっしゃっていた通り、選手もそれぞれモチベーションが違っている選手もいればモチベーションを保つのを難しかったりするんですけども、
僕自身はこういう状況になったときからいつ再開されても良いようにいつどんな状況になっても良いように、日々やれることをやりながらトレーニングも限られた場所で人数制限もありながらやれることをやり続けることが再開に向けてパフォーマンスを発揮できると思っているので、今は僕たち選手のモチベーションというよりかも、いちばん大切なことはやはり自分自身の健康だったり、みなさんの健康が第一なので、モチベーションとかよりも今は優先するものがモチベーションより大切なことってのはたくさんあるので、そういうことを考えながら日々生活したりトレーニングをしてます。(田中隼磨選手)

Q. 今年、キングカズ(横浜FC 三浦知良)選手とグアムへキャンプに行ったと思うんですけど何日間行ったんですか?
A. 10日ぐらい行ってきました。
片山 あれって本当に早朝から3部練習しているんですか?
田中 3部練習ですよ。
片山 で、ひとり真っ黒になって帰ってくるんだよね、新体制(発表会のとき)。
田中 1人だけではないです(笑)
片山 あれってどういう経緯で参加になったんですか?
田中 共通のフィジカルコーチがいて、カズさんからもぜひ一緒にやりたいというお言葉をいただいたので、僕自身も参加したいという気持ちがあって参加することになりました。
片山 カズさんが何かの取材で言ってましたよ。Jリーグで一番走れる奴と一緒にトレーニングしたいって。
田中 僕が走れるかはわからないけど、光栄なことですよ。

質疑応答終了

田中隼磨選手からメッセージ

昨日(4/28)ですけど、松本の地域が(長野県が定める発生段階の区分が)レベル2からレベル1になったんですけども、まだ国の緊急事態宣言は全県に出てますし、これからも本当に感染を広げないために今僕たちが何ができるのかというのはそれぞれがしっかり考えてこれからも僕たち選手もそうですし、みなさんも行動してまた再開に向けて今やれることをやって試合に向けて、再開したときにはあの山雅らしいスタイルで皆さんと一緒に助け合いながら目標を達成できるようにしたいと思うので、皆さんもよろしくお願いします。

神田社長からメッセージ

みなさん本当に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
クラブとしては会社からも早くも出てくれたし、クラブのしっかり顔を見せられたことがまずひとつできたかなと思ってます。
今本当にできることでやらなきゃいけないことはしっかりコロナの状況を国として封じ込めることだと思ってます。
それに対してしっかり協力するっていうことがまず一番大事だと思っています。
再開していろんなことが前に進んだときに今まで以上のパワーが本当に必要になると思います。
スポーツ・サッカーの存在もまた改めて問われると思います。
そのときにやはりただの普通のクラブで山雅は終わりたくないなと心から強く思っています。
みなさんに本当に必要とされたりとか、なんで松本山雅はコロナ乗り越えてこんな力付けたのかというふうに思ってもらえるクラブをぜひみなさんと一緒に目指したいと思っていますし、そのためにどんなことができるのかいろいろ描いていきたいと思うのですけど、何かそういうことができるクラブだと信じているので、その時が来たらみなさんにまたメッセージを送りたいと思ってますし、そのためにも皆さんの力をまた貸していただけるように
改めてクラブとしてお願いします。
本当に今日はありがとうございました。


片山 この難局を乗り越えて皆さんとともにOne Sou1で乗り越えていければというふうに思います。
それではこれを持ちまして松本山雅FCのサポーターミーティングを終了したいと思います。今後とも松本山雅への熱いご声援、みんなで乗り越えていきましょう。よろしくお願いします。
この先も STAY HOME でよろしくお願いします。


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