【ふらそば】駅そばダービーを戦ってきた

※このnoteには一部誇張表現が含まれています

サッカーには地域や地方間の対戦をダービーやクラシコという呼び名で対戦をすることが多いですが、長野県には信州ダービーというその名の通り松本と長野の熱い戦いがあるんですね。
信州ダービーはただただ地名を並べただけのなんちゃってダービーやビジネスダービーとはまた違って、もともと地域間で仲が悪かったらしい歴史から入っているので、試合があればチケットが瞬殺してしまうほどの日本国内でいちばん大注目を集めている長野県内では信濃の国と並んで知らない人はいないほど絶大な人気を誇るダービーマッチなのです。
それがなんと今年2024年も開催が決定し、もう今から期待に溢れ信州ダービーだけが人生の楽しみであったり信州ダービーだけが人生の生きがいとされている方も決して少なくないでしょう。

それはさておき、最近BS日テレで面白い番組が放送されました。その名も、

ドランク塚地のふらっと立ち食いそば

この番組で、なんと俺たちのイイダヤ軒が紹介されたんですね。

長野県内のメディアですら鶏揚げ取り上げない俺たちのイイダヤ軒なのでてっきり取材拒否の店だと思っていたんですがそうではなかったようです。
それにもし県内のメディアに出ようものなら放送後行列になることは必須で、俺たちのイイダヤ軒が予約何年待ちとかあわよくば幻になってしまうことも考えられたので、なんとしてもそれだけは避けたいところなのであまり表には出汁だしたくないところなのです。

そんななか、俺たちのイイダヤ軒の前の週は長野駅のナカジマ会館さんを取り上げていたんですね。

2週連続で長野県の駅そばを紹介され、ふと思い立ち俺たちのイイダヤ軒とナカジマ会館さんの歴史を調べてみました。

俺たちのイイダヤ軒

大正9年(1920年)6月、飯田屋旅館(現在はホテル飯田屋)二代目社長内ヶ嶋丈之助は、名古屋鉄道局の承認を得て長野県松本市の松本駅にて弁当の販売を開始。 昭和24年、弁当部を旅館業から分離し、有限会社イイダヤ軒として設立。昭和33年、国鉄松本駅大糸線ホーム駅そば店の営業権取得・営業開始(s33年以前のそば店舗詳細は不明)。現在駅弁販売のほか、松本駅前、南松本駅、村井駅にて信州松本駅そばイイダヤ軒を、JR松本駅ビルMIDORI松本4階にて信州松本手打そば 天ぷらいいだやを営業。平成12年優良施設で、厚生大臣賞を受賞。 JR東日本駅弁味の陣では2015年に「山賊焼」が郷土賞を、2023年に「大糸線の旅」が味覚賞を受賞。

ナカジマ会館

長野駅の開業と同時に、駅構内での弁当の立ち売り営業を始めた中島旅館は、 明治25年、弁当部門を独立させ「中島屋弁当店」として創立しました。 当時は木を薄く伸ばした経木と言われる弁当箱を使い、 汽車に乗る時間が長かったため、中身もご飯中心の実用的なものが中心でした。 その後、時代の変遷とともに弁当も変化し、数々のオリジナル名物弁当を生み出し、旧国鉄時代から長野駅とともに歩み、時代に応じた様々な味でお客様に親しまれて参りました。
昭和25年12月28日、長野駅ホームと待合室にそれぞれそば屋を開業。休業期間もありましたが、平成27年3月7日、長野駅ビルMIDORIにて立ち食いそば事業を再開しました。
​平成19年、長年親しまれてきた長野駅での駅弁販売から撤退、現在は長野駅前を拠点とする不動産事業にて運営しております。

俺たちのイイダヤ軒もナカジマ会館もともに駅を基点としてお弁当やいわゆる駅そばを提供するようになったそうで、始めた年度は違えど似たような歴史を歩んできております。
そんななかで1点気になったことがあったんですね。
それは、なぜ両社ともカタカナ表記なのか。
飯田屋だから飯田屋軒、ナカジマ会館は中島会館でも違和感はないのですが、これはやはりダービーの前哨戦ではないかと勝手に思い込み、駅そばを制する者こそダービーを制すといわれているなかでこれは食べ比べをしないといけないと思い、急遽俺たちのイイダヤ軒とナカジマ会館のそばを食べ比べることにしたのです。

2024年シーズン、日本一熱い真のダービーは松本のホームから始まるのでまずは俺たちのイイダヤ軒が先攻です。

やはり全国放送の影響があってか、みなさんの目には見えませんが長蛇の列ができていますね。

中に入って食券を買いましょう。

なんと、

そばは緑、うどんは橙と食券機ですでにダービーが始まっていました。
当然お店側の意図は全く無いですが、熱狂的な松本のサポーターである私は、橙はうどんでも食っておけという券売機に込められたメッセージを感じました。

それはさておき、ふらっと立ち食いそばの番組でも紹介されたものを購入しました。

駅そばなので提供は早いです。
カップ麺より早いですね。
まだやかんに水を入れている最中です。

お待たせいたしました。

これがかき揚げ玉子そばです。
天玉そばとは違います。

番組でも紹介されていましたが、イイダヤ軒のネギは入れ放題です。
(ネギを)入れすぎると必死な奴やなと思われるじゃないですか、と塚地さん。
なのでこれくらいは普通に入れます入れます。必死な奴です。

七味もかけ放題です。
いやあ、安定の味ですね。
この出汁は夏の塩分・水分補給で水筒に入れておきたいくらいです。
ちなみに番組ではそば回数券を紹介していましたが、イイダヤ軒には替え玉もあるんですよ。

ちなみにですがネギはニンニク同様にニオイが残りやすいので調子に乗って入れすぎには注意ですよ。

さて、食べ比べのためにこれからナカジマ会館さんのそばを食べるためだけに長野へ向かいます。

みなさんご存知ないかと思いますが長野駅はSuicaが使えないのできっぷを買わないといけないんですね。

移動中に思ったんですが、○○より蕎麦と相手から煽られたりするのってよくよく考えたら言われている側って相手から舐められているということなのでしょうかね。
逆に○○より蕎麦と相手から煽られたらあとでネットやSNSで絡まれて面倒なことになるとわかっていたらわざわざ○○より蕎麦なんて言わないでしょう。ですから、面白くなりそうなところには○○より蕎麦と絡んでおけば大爆笑の返しをしてくれますし、絡んで面倒くさくなりそうなところにはやらない、その違いなんでしょうね。
それならやられたほうがまだマシですね。

そんなこんなで長野駅に到着しました。
電車のなかでもしかしたら使えるようになっているかもしれないと祈っていましたがやはりSuicaは使えないですね。

長野駅改札を出て目の前にナカジマ会館のそば店はあります。
超一等地じゃないですか。

さっそく中に入ると、

メニューはシンプルですね。
しかもお安い。
玉子は40円ですが、なぜ天ぷらそばが390円で天玉そばが420円になるのでしょうか。

お待たせいたしました。

以前はホームにあったと思ったのでそれ以来ですね。もう何十年ぶりでしょうか。

いや、普通に美味しいじゃないですか。
てか、これで390円ですよ?安すぎませんか?
駅そばって安い、早い、でも味は…はもう昔の話で、そもそも味も良くなければこれだけ飲食店が凌ぎを削るなか安いだけでやっていけるはずがないですよね。

長野まで電車で来た甲斐がありました。
ふらっと立ち食いそばのおかげですね。

2杯もそばをいただいたので水分補給します。

目的も済んだので帰りましょう。

そういえば帰りの途中で思ったのが、村井駅の俺たちのイイダヤ軒はいつ復活するのかですね。

長野からそのまま乗り越し精算して村井まで行ってきました。
今こんな感じになっていて、どうも駅舎の完成は今年秋になりそうで、そのタイミングで俺たちのイイダヤ軒も入居する予定みたいです。

今現在松本駅と南松本駅で俺たちのイイダヤ軒を回しているので供給不足を心配していましたが、村井駅の俺たちのイイダヤ軒も復活すればもう塩尻方面の俺たちのイイダヤ軒ロスは解消されるのではないかと思います。
そうしたら今度は松本駅・南松本駅・そして村井駅の俺たちのイイダヤ軒の食べ比べを
しないといけないですね。

以上、ふらっと立ち食いそばでふらっと食べ比べでした。

オレンジ飲んだらゴミ箱へ



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