今日の美味しおほの CHATONSスペシャル

週の真ん中水曜日のコーナー 食欲全開のしおほのによる食いしん坊エッセイ 今日の美味しおほの
 美味しおほのでは、これまで、しおほのお手製の料理を中心にご紹介してきましたが、今回はスペシャル回。お隣岩手県にあります、しおほの料理の原点「CHATONS」ディナーをご紹介します。先月末の移転をきっかけに、コース料理の提供を終了するというので、弾丸でお邪魔しました。ディナー開始の夕方6時。店内は4組10名以上のお客さんで賑わっていました。通されたのは奥の半個室。白いクロスに向かい合わせの席。上と下と左右対称に並べられた10本以上のシルバー。「こういうの、どれから使ったらいいのかわからなくなるよね。」と相棒が握ったのはメイン料理の肉用ナイフだぞ。乾杯は泡で。洒落たレストランでは、雰囲気にのまれて、泡を飲みたくなるね。前菜一品目「焼きウニのフラン」フランとは、お砂糖が入らない野菜のプリンで、いわば洋風の茶碗蒸し。一口食べると焼きウニの豊潤なウニの香りが広がります。モチっトロっとした食感のモッツァレラチーズは、ミルクが濃ゆい!前菜2品目「春野菜とホタテのムースサラダ仕立て」玉ねぎ・パプリカ・スナップエンドウ・プチトマトと野菜たちの鮮やかな色。一口食べると、優しく爽やかなビネガーが香ります。合わせるのは、フレッシュなホタテとソテーされたホタルイカ、下に敷かれたムースと一緒に頂きましょう。シェフに、アルバイト時代に覚えたホタルイカの下処理をエッセイの一部で紹介したことを話すと「あれは、アルバイトの登竜門だから。手も汚れるし、コツがいるし、面倒。でもやるとやらないとで大違いなのは、食べたらわかるんだよ」前菜3品目は、白レバーのコンフィ。低温の油でじっくり煮た白レバーは、臭みが一切なく、フワフワトロっと。ほのかに香るカレーのようなスパイス。感動した相棒が二口ほどで食べ終わると「お代わり持ってくるか!」とシェフの一言。わんこそばじゃないんだから…本当に2つ分頂きました。続いて鴨肉のロースト。細く周りを囲む茶色いソース…バルサミコかな?「って思うでしょ?鴨肉と一緒に食べたらわかるよ」と言われ、まず、ソースだけペロッと。ん?なんだろう?バルサミコではない気がする…ヒントを頼って、鴨肉と一緒に頂きます…「あ!チョコレートだ!」お肉と合わさった瞬間にソースが表情を変えたよう。チョコレートと鴨肉って合うんだね!ペアリングしてもらった赤ワインも進むわぁ。エビのクリームパスタで助走をつけたら、いよいよメインのお肉料理。一ノ関産黒毛和牛もも肉のタリアータ。外側だけを加熱しているので、内側はレア。黒毛和牛をダイレクトに感じられます。付け合わせの、紫ニンジンのマリネを合わせれば、よりさっぱりといただけます。さ。デザート。名物ティラミスに加えて出されたのは「千秋のパンナコッタタルトと俺のイチゴソース」ネーミングセンスはさておき、最高に美味しいデザートを、イタリアの蒸留酒グラッパと共に頂きました。週の真ん中水曜日のコーナー 食欲全開のしおほのによる食いしん坊エッセイ 今日の美味しおほの。今週は「お料理の原点 CHATONSスペシャル」お送りしました

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