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2024年6月26日

フィリピンに滞在していた頃、雨期になると、遅刻が多発していました。プライベートの予定であってもドタキャンすることがほとんど。挙句の果てには、インターネット回線すら調子が悪くなるので、発展途上国ならではのカルチャーショックを受けました。ただ、フィリピンの雨は言葉の通り「バケツをひっくり返したような大雨」で日本の台風にも及ばないほど。そりゃあ、さまざま滞るわけです。
また、傘立てというものが少なく、濡れた傘は開いて乾かすという文化があるそうで、会社の出入り口付近には、何十個もの色とりどりの傘が広げて置いてありました。雨の日ならではのカラフルな景色が印象に残っています。
仕事で遅くなったある日、夕飯は相棒特製の麻婆豆腐でした。「いやぁ、思った以上に崩れちゃってさ…」と相棒。気にしないで!十分おいしかったさぁ。次の朝。冷奴用の豆腐を切りながら相棒が一言「この豆腐、かったいなぁ。いつものと違うよ」…ん?どういうこっちゃ。確認すれば、麻婆豆腐用に買っていた木綿豆腐をなぜか使わず、奥にしまってあった絹豆腐を使ったそう。いや、いいよ、いいけどさ。口頭で伝えた気がするんだ…木綿豆腐、冷蔵庫開けてすぐ前にあるよって
そもそも食べた昨夜気づかなかったのかという話になるのですが、気づかないほど疲れていました。落ち着けしおほの!と天使しおほのが、「食べ物にあまり関心がない相棒は、キャベツとレタスを間違うほど。慣れていなきゃ豆腐だって間違えるさ。」ここで冷静しおほの「いや。豆腐にはパッケージに文字で書いてありますね。木綿・絹って」
こればかりは、相棒自身もショックだったようで。「これで学んだ。もう二度と間違えない。」と苦笑い。夫婦そろって、冷奴は絹豆腐派。何とも言えない朝ごはんでした。

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