2024年9月4日

生放送後、ラジオ局を出てすぐ、鈴虫が爆音でリサイタルを開催しています。耳の奥がちょっと痛いくらいの爆音。数が多く集まる歌声スポットなんだろうか?はたまた、プロ顔負けの声量を出せる鈴虫さんなんだろうか?とにかく、秋の風物詩のように、遠くどこからか優しく響く…ではなくて、爆音とどろく鈴虫の鳴き声に圧倒されながら帰路についています。

 そういえば、2年前、コロナウイルスに感染し夫婦で自宅療養していたときのこと。急に、アラームのような大きな音が家中に鳴り響きました。サイレンというより、家電が何かを知らせているに近い音で、一体なんの音なのか…いつか止まるだろうと無視していても一向に止まらないので、しびれを切らし、体調不良の中一人、捜索を始めました。どうやら台所らしいのですが、ガスでもない、火災報知機でもない、電子レンジでもない。すると、角にいる鈴虫に気が付きました。「お前か…」

具合悪いのと騒音被害とで怒りはMAX。(鈴虫はなにも悪くないんだよ)まるで、同点で迎える延長戦の試合に匹敵する集中と覇気で、見事一本。(無益な殺生は…なんていっていられません、やられる前にやらねば)

 自然環境も天候も変わる中、苦労しているのは人間だけではないはず。鈴虫さん、秋の夜くらいどうぞ存分に鳴いてくださいな。

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