今日の美味しおほの 漬けワラビのたたき

週の真ん中水曜日のコーナー 食欲全開のしおほのによる食いしん坊エッセイ 今日の美味しおほの
ワラビが手に入りました。生のまま調理していいものだと思っていたら、なんちゃらっていう天然毒が含まれているそう。(え、そうだったの。)丁寧にあく抜きすることが大切なのだとか。
あく抜きには、木灰(きばい)を使うとより風味よく仕上がるそう。木灰なんてどこに売っているんだろう?BBQの後に出る灰とか?今回は、重曹で代用します。耐熱容器にワラビを平らに並べ、食用の重曹をふりかけます。重曹の量は、ワラビ400gに対して重曹大さじ1。重曹の量が多すぎるとワラビが柔らかくなり、少ないと苦みが残るそう。難しいね。沸騰したお湯をワラビ全体がつかる程度にまで注ぎ、落し蓋をして8時間以上放置しましょう。(なんだ、せっかく時間があるうちに原稿を書こうと思ったのに)GWに道の駅を訪れて手に入れたワラビ。そういえば同じ値段で水煮も売っていたな、水煮ならこの工程がいらないそう。記憶にあるワラビ料理は、シャクシャクネバネバと食感が楽しいものだったな。果たしてその通りになるかしら…で、しっかりあく抜きして、水を捨てると…ウーロン茶ごとく色づいた水。こりゃ、そのまま食べたら大変なことになっていたぞ。
 半分は、ごま油と鷹の爪で炒めて…もう半分はどうしようかしら。出汁醤油に漬けてショウガを添えてお浸し?絶対美味しいけど、飽きたような…そこで、気分を変えて、こんなものに漬けてみました。
 ワラビを一口大にカットしたら、保存容器や袋に入れて、白だしとわさびをやや多めに、」小指ほどどうぞ。半日ほど漬けたら完成。「ワラビのわさび漬け」
ワラビ、わさび?なんだかややこしいけれど、まずはそのまま頂きます。わらびのシャクシャクに独特の風味もあって、追ってくるわさびのさわやかな辛さ。ご飯も合うけど、お酒に合わせたら堪らないだろうなぁ。
 次の日、残った漬けワラビを、おもむろに包丁でたたいてみる。調べてみたら、ワラビのたたきって、山形県の郷土料理なんだそう。本場では山椒の葉や焼き味噌を加えるそう。美味しそう。熱々ご飯の上にかけたら鰹節を散らして、ずるずるずる!んーっ!こりゃあいい。夏バテしたときにもってこいだ。蕎麦やそうめんにも合うだろうなぁ。
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今週は「わらびのわさび漬けとたたき」お送りしました

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