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【フリーネイリスト】kuri nailのくりさん

今回、お話を伺ったのは、kuri nailのくりさん。道具一式を担いで依頼者の元へ訪れるフリーのネイリストだ。

ネイルサロンで働くのでもなく、自分で店を構えるのでもない「ノマド型」の働き方。

どんな風にして、このスタイルが生まれたのか、いろいろと聞いてまいりました。

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――(聞き手の竹田は男性なので)あまり業界のことを知らなくて申し訳ないのですが、くりさんのように道具を抱えてあちこちを飛び回るネイリストさんは多いのでしょうか?

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わたしの身の周りではあまり聞きませんが、道具があれば始められるので、全国的には一定数のネイリストがいるのではと思います。

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―― すごい数の量ですよね。くりさん小柄だから、大変でしょう?

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そうですね。天気の悪い日は結構しんどいですね(笑)。

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―― 元々、ネイリストさんになる!なりたい!ということで、この道に進んだのでしょうか?

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わたしは、もともと多賀城の出身で学校もずっと県内だったんです。高校の時に絵本作家になりたくて、県内の美術学科がある大学へ進学しました。

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―― なるほど、絵を描くのが好きだったんですね。

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はい。卒業後は高校の非常勤講師として美術や陶芸を教えたり、それから絵の制作などもやっていました。

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―― そこからネイリスト、という方向に舵を切ったきっかけは何ですか?

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出産と子育てが始まった頃、仙台のcafe craftというカフェで働かせて頂いて、オーナー夫妻が絵を描く機会を与えて下さったんですね。

そこで「人と関わりながら絵を描く」ことの楽しさ、やりがいが芽生え始めまして…

あとは絵の作品づくりは、大きなものになると誰かと一緒にやることが多いのですが、本来は独りで仕事をする方が性に合ってまして。

絵の技術や経験を活かしつつ、一人でも出来る仕事は何かと模索していた時、ふと目に留まったネイリスト資格取得のパンフレットだったんです。

それを見つけて「これだ!」と思いました。

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―― 「ネイリストになるのが夢」「なりたい職業」ではなく、適性から職業を選んだのがすごく冷静ですね。そうはいっても、迷いや不安はあったと思うのですが…行動力もすごいですよね。

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くりさん:カフェのオーナー夫妻が、すごくポジティブで、やりたいと思ったら、いまやるべきだ!と背中を押してもらいました。

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―― いまは、ネイリストとして働いてどれくらいになるんですか?

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だいたい5年です。サロンで3年弱なので、独立してから2年くらいですかね。

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―― 5年という節目を迎えようとするいま、振り返ると、いろいろご苦労もあったんじゃないでしょうか?

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そうですね。長年、絵を描いていたのでネイルもその延長線と思ったのですが、平面に描く絵と立体物の爪に施術するのは全然違いましたね。

あとは、予約の受付、何もかも独りで処理しなければならないですし、何か失敗しても、すべて自分で受け止めなければならないですし…

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―― 逆に喜びや幸せは、独り占めできますね?

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はい。お客様のご要望を聞きつつ、それを爪の上で表現するわけですが、出来上がったものに対して、嬉しそうだったり、ここでやってもらってよかった!なんて言われるとすごく嬉しいですね。

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―― お客さんは「こういうネイルにしてほしい」みたいな感じで来る方が多いんですか?

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初めていらっしゃるお客様は、ほとんどデザインだったり方向性は決まっていることが多いです。何度もご利用頂いているお客様の中には、どうしようか、と迷われる方もいますので、その際はカウンセリングでいろいろお話を伺い、デザインやご予算など総合的に提案させて頂いております。

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―― 男性の方が来ること、ありますか?

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まだないですね(笑)。でも、爪は手入れをすると形も良くなってきますし、爪が薄い方には補強ということもできます。

マジシャンの方、芸能人のように「いかにもやっています」というものではなく、艶消しで目立たなく塗ることもできます。

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―― なるほど、ぜひ、塩釜多賀城近隣のお洒落男子にはやってもらいたいですね。話を伺っていると、ネイリストさんは資格だけじゃなく、人間力というか、コミュニケーション能力も重要ですね。

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そうですね。基本的な技術を学んで資格を取ったら、向上心を忘れないことが大事だと思います。

技術も流行りも次々と新しいものが登場しますから、それらを受入れて、常に学ぶ姿勢は忘れないように心がけています。

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―― ネットでネイリストを検索すると、結構たくさんのお店が出るんですね。そのなかでくりさんが選ばれる理由は何だと思われますか?

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指先は、ほんの小さな部分ですけど、そこがきちんとケアされていたり、お気に入りのアートが施されていると気持ちが全然変わってくると思います。

kuri nailは、そんなネイルケアやネイルアートが贅沢過ぎるものではなく、日常に彩を添えるもの、として考えています。

できるだけ継続してご利用頂けるような価格設定にしているつもりです。また、出張型なので、小さいお子様がいらっしゃる方をはじめ、なかなかご自宅を離れられない方にもご好評を頂いております。

わたし自身も子育て真っ最中なので、部屋が散らかっていても気になりません。

お気軽にご相談頂ければと思います。

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―― 最後になりましたが、くりさんの宝物は何でしょうか?

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ほかの方々との縁ですかね…とにかく色々な方々に助けて頂いています。

それがわたしの宝物です。

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終始にこやかで笑顔を絶やさないくりさんさん。

技術だけではなく、和やかな人柄も人気を集める所以(ゆえん)なのだろう。

kuriさんは、現在、依頼者の自宅出張のほか、仙台市内のcafe craft、塩釜市内のnatural born styleの一角を借りての営業を行っている。

指先という小さな身体の一部分にちょっとアクセントを入れるだけで、気持ちが前向きになったり、幸せになる…

そんなひと時を味わいたい方は、ぜひくりさんに相談してみてはいかがでしょうか。

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ひと:くりさん
しごと:フリーネイリスト
ところ:仙台市内のcafe craft、塩釜市内のnatural born styleの一角
サイト:https://nailbook.jp/nail-salon/27371/
インスタグラム:https://www.instagram.com/kuri_nail/

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仙台市 cafe craft

塩竈市 natural born style.


記事執筆:竹田知広


Presented by: 竈ジン.com


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