小沢一郎(事務所)20220926連続tweetまとめ

小沢一郎(事務所)@ozawa_jimusho

①安倍政権の功績ならぬ罪過について再確認する必要。第一、権力の私物化。総理夫人と親密だった学校法人に国有地をタダ同然で払下げ。長年のお友達のために制度を捻じ曲げて新規の獣医学部を認可。地元から 後援会800人を招待し、税金でお花見。今日の権力の私物化政治を完成させたのが安倍氏である。

②第二、不正の隠蔽。安倍氏の国会での強弁により、財務省は組織ぐるみで国有地払下げに係る公文書を改ざんし、総理サイドの関与を隠蔽。良心の呵責から現場職員が自殺。加計問題でも凄まじい隠蔽工作。桜を見る会でも証拠名簿は全てシュレッダーへ。安倍氏は隠蔽・改ざんを日本の行政文化にした。

③第三、国家公務員の隷属化。内閣人事局により人事権を濫用し、本来、国民全体の奉仕者たるべき国家公務員を総理個人の「使用人」に貶めてしまった。隠蔽・改ざんが得意で、国会でも平気で嘘をつける忖度官僚だけが出世していくなど、この国の行政機構を根本から破壊し、腐らせた張本人こそ安倍氏。

④第四、国会の軽視。安倍氏は、国会において、森友問題で139回、桜を見る会で118回もの虚偽答弁。嘘と言い訳に終始する数々の答弁で、国会を冒涜してきた。時に色をなして反論していたのに、結局は全部嘘。閣僚も官僚も、皆が真似て嘘をついた。嘘と詭弁で国会の権威を著しく貶めたその罪は重い。

⑤第五、憲法の軽視。安倍氏は現行憲法を蔑視。憲法解釈を閣議決定のみで勝手に変えて集団的自衛権の行使を認めさせ、安保法制を強行採決。この国が戦後守り続けてきた立憲民主主義を完全に破壊した。岸田政権による国葬強行に見られるように、憲法や法律を政府による言い訳の道具にしてしまった。

⑥第六、検察・警察の私物化。安倍氏は在任中、警察庁から積極的に官邸幹部を登用すると共に、法務省では特定幹部を長らく官房長に据えた。人事権を濫用し、個別捜査へも圧力をかけ続けてきた。政権関係者は罪に問われないという風土を確立させた。法の下の平等を破壊し、国を腐敗させた罪は重い。

⑦第七、アベノミクスという狂気。高い独立性が求められる日銀を奴隷化し、長期の異次元緩和を推し進めた結果、産業は衰退、実質賃金は一貫して下落。極端な円安と物価高で、国民の家計は大変苦しいものとなり、経済格差も拡大の一途。国民生活を疲弊させ、この国の経済を根本から破壊してしまった。

⑧第八、国民の分断。選挙応援の演説中、聴衆からの批判の声に「こんな人達に負ける訳にはいかない」と応酬。批判には耳を傾けず、相手を激しく罵り対立を煽る政治姿勢により、今日のように国民を分断。本来、総理とは、国民全体の幸せを考えるべき立場。平然と国民を分断する政治姿勢は許されない。

⑧第八、国民の分断。選挙応援の演説中、聴衆からの批判の声に「こんな人達に負ける訳にはいかない」と応酬。批判には耳を傾けず、相手を激しく罵り対立を煽る政治姿勢により、今日のように国民を分断。本来、総理とは、国民全体の幸せを考えるべき立場。平然と国民を分断する政治姿勢は許されない。

⑩第十、拉致問題の後退。安倍氏は一般には熱心だったと言われるが、単に北朝鮮を激しく攻撃し、逆に拉致問題の解決を大きく後退させただけ。挙句の果てに、拉致被害者二人の一時帰国の提案を拒否。こうした不利な情報は一切明かさず、やっているふりだけ。拉致問題の政治利用。政治とは結果である。

⑪第十一、最悪の日中・日韓関係。安倍氏は、中国や韓国との関係において、相手を攻撃するだけで対話を怠った。「ボールは向こうにある」とだけ言い、最も重要なはずの外交関係を戦後最悪にした。こうした姿勢は社会にも影響を与え、ヘイトも増加。近隣諸国との関係悪化は安全保障環境の悪化に直結。

⑫第十二、際限なき防衛費拡大。安倍氏は、米国の高額な武器を「言い値」で次々と買わされ、後年度負担をどんどん膨らませた。総理を辞めた後でも、防衛費増額の圧力をかけ続けるなど暴走。一番の国家的危機である人口減少対策を怠り、無駄で高値の武器ばかり買う政治姿勢こそ国に「危機」をもたらす。

⑬第十三、沖縄の民意を愚弄。県民投票で7割以上が辺野古移設のための埋立てに反対する中、埋め立てを強行。口では「基地負担の軽減」と言いながら、沖縄県民の民意を一切無視。主張が対立する沖縄県知事との対話は断固拒否。沖縄振興予算では嫌がらせを続けた。民意の黙殺は国葬強行で完成する。

⑭第十四、少子化対策の放棄。民主党政権の「子ども手当」の理念を無視し、ガチガチの所得制限児童手当で子育て世代を分断。子育てを家庭だけの責任とし、教育費もどんどん高騰。そんな社会で誰が子どもを産み育てたいと思うだろうか。子は社会の宝。少子化を加速させた安倍政権の罪は極めて重い。

⑮第十五、統一教会の公認。教団の最強の広告塔となって被害拡大を招き、見返りとして徹底的に選挙運動をさせた。首領として、教団の組織票の割り振りまで指揮。統一教会による悲惨な被害に心を痛めるどころか、教団にお墨付きを与えた。外国カルト団体と手を組み、国民の生活を破壊したその罪は重い。

⑯このように、安倍元総理の「功績」を見つけるのが難しい一方、「罪過」は数え切れない。重要なことは、これらはごく一部に過ぎないということ。そうした中、内閣だけで勝手に決めた「国葬」が強行されようとしている。これだけ民意を踏みにじる政権を、国民がまた笑って許せば、今度は、国が滅びる。

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