令和の虎 490人目「公式アプリを作り「令和の虎」の可能性を広げたい」レポート

1.動画概要

高校生・須藤未瑳樹(17)による「令和の虎ファンクラブ公式アプリを作って、令和の虎の可能性を広げたい」 融資115万円中、115万円で完全ALL。

2.動画考察

・志願者の経歴から見るポテンシャル

 志願者は群馬工業高等専門学校に通う高校生である。現在は学業の傍ら、アプリの受託開発、Youtubeチャンネルのディレクター活動で収益を得ている。公式グッズである「令虎カルタ」を持参した、熱心なファンである。

・志願内容と、その評価

 本プランは「視聴者と虎たちが一体となり、コミュニティを強化して令和の虎の可能性を広げるための公式ファンクラブアプリを開発する」というものである。出資形態は融資、希望金額は115万円である。
 令和の虎ファンクラブは、Facebookグループを利用したオンラインサロンである。Facebookの仕様上、情報が埋もれやすく使い勝手が悪いという点に着目した志願者は、新しくアプリを作ることでこれを解決する。オンラインサロンが抱える問題点は主催者である岩井氏も悩んでおり、志願者の提案に興味を示した。
 志願者は、自身が開発した「令和の虎」の動画検索やイベント告知、商品販売が可能なアプリを披露した。このアプリを見た虎たちは、本アプリで視聴者の利便性向上が図られていることを評価し、エンゲージメント強化に期待を寄せた。
 本アプリは決済システムにStripeを使用するが、アカウント凍結により資金が引き出せなくなるトラブルが発生する可能性があり、実際に多くのユーザーが資金を下ろせない事例がある。Stripe以外の選択肢も検討すべきだという意見も出されたが、具体的な対策は今後の課題として残された。
 また、本プランで、志願者はアプリ自体から直接収益を得ることを目的としておらず、むしろ他の案件を獲得するための、いわゆる「売名行為」としてこのプロジェクトを活用する方針を示し、林氏はこの考えに賛同した。
 決済システムを含むリスク管理に対する課題が残ったものの、アプリの機能性や将来性は高く評価された。

・虎が出資する意義、メリット

 岩井氏はサロンメンバーとの関係を重視しており、このアプリが良質なサロン運営に貢献する点を大きなメリットと捉えた。また、アプリ内で虎たちの事業やフランチャイズのPRが可能となり、ビジネス拡大や新たな顧客獲得の機会を得られる。これにより、虎たちにとっても直接的なビジネスメリットが期待できる。
 志願者が17歳の高校生であることも、出資を通じて次世代の起業家を支援する意義を感じさせる。

・志願者の人間性

 志願者は17歳という若さながら、実際にアプリを開発し、受託開発で収益を得るなど、行動力と技術力を持っている。
 また、自ら「令和の虎」ファンを名乗りながらも、林氏のクイズに答えられなかったことで自分を「失格だ」と責める姿勢からは、自己批判の強さの現れと考えられる。
 議論中に相手の話に自分の言葉をかぶせたことを岩井氏からその態度を叱責された際に涙を流したことは、感情のコントロールに未熟さを感じさせる一方で、他者の意見を重んじる誠実さがうかがえる。
 岩井氏が志願者を敢えて叱責したことから、彼の成長を応援したいという思いが芽生えたと考えられる。林氏もまた、今回の叱責が志願者の成長を促すと確信し、将来性を高く評価した。

3.まとめ

 本アプリは「令和の虎」コミュニティに対する貢献と、サロンメンバーとの関係強化に大きなメリットがある。また、若く真面目な志願者を支えようという意義から、ファンクラブ主催者である岩井氏が全額出資を決定した。
 志願者が岩井氏から出資を得られた要因は、具体的な問題解決力(技術力)、そして志願者の真剣な姿勢から成長可能性を感じさせたことにあると考えられる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?