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【読書記録】三千円の使いかた

こんにちは!今日は
原田ひ香 著
『三千円の使いかた』

を読んだのでその記録です📙
大ネタバレします!


🌼雑談

最近すこしずつ暖かい日が増えてきましたね。
寒がりのわたしはウキウキしています!そのおかげか近所の薬局で毛布やあったかスリッパなどが商品棚替えの為の大安売りをしていたので覗いたところとっても可愛い着る毛布に出会えました!

犬となまけもの

着るとまるで食べられているみたいになるのが可愛い。

お気に入りです!さて本題へ!


原田ひ香 著『三千円の使いかた』

🌼あらすじ


就職して理想の一人暮らしを始めた美帆(貯金30万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金600万)。
習いごとに熱心で向上心の高い母・智子(貯金100万弱)。
そして一千万円を貯めた祖母・琴子。
御厨家の女性たちは人生の節目とピンチをのり越える為、お金をどう貯めて、どう使うのか?
(裏表紙参照)


🌼登場人物


・御厨美帆(みくりや みほ)
主人公。24歳。わたしは未婚なので美帆ちゃんに金銭感覚が近かった。

・井戸真帆(いど まほ)
美帆の姉。29歳。既婚者で娘が1人。
旦那さんが低所得らしく節約を頑張っている。わたしは節約できないタイプなので尊敬。

・御厨琴子(みくりや ことこ)
美帆・真帆の祖母。73歳。何事にも前向きで素敵なおばあちゃん。ずっと元気でいて欲しい。

・御厨智子(みくりや ともこ)
美帆・真帆の母。55歳。若い頃は子育てして家事をして1日が終わるという毎日を送っていたらしく、わたしの母と重なる部分があって母の気持ちが少しわかったりした。

・小森安生(こもり やすお)
琴子おばあちゃんが園芸うりばで出会った年の離れた友達。39歳。
ザ・クズ男だなと…色々と思うところあり。

・本木きなり(もとき きなり)
安生の彼女。きなりさんに一番 感情移入しました。

・黒船スーコ(くろぶね すーこ)
節約講座を開くフィナンシャルプランナー。
怪しい講座かと思ったら普通にいい人だった。
疑ってごめんなさい。


🌼第1話三千円の使いかた



美帆ちゃんが主人公のお話。職場の大好きな先輩、街絵さんがリストラにあい落ち込むところから始まる。背伸びしていい暮らしをしている印象。

ちょうど職場も恋愛も私生活もあんまりうまくいっていないみたい。そんなある日、道で保護犬、保護猫活動をしている団体に出会い、いつか保護犬が飼いたいと思うようになる。
だが今の家は賃貸でペット不可のため、お迎えすることはできない。いつか一軒家を買って保護犬と暮らすぞという夢が出来て節約モードに。1日百円貯めるところから始める。
わたしも今、賃貸に住んでいて、いつかペット可の物件に引っ越して犬や猫を飼いたいと思っているので「わかる、わかる」と頷きの嵐。


🌼第2話七十三歳のハローワーク


琴子おばあちゃんが主人公の話。

旦那さんが残した遺産と年金で暮らしているが今後の自分の人生(介護や入院費)でお金が足りなくなったらどうしようと悩んでいる。

そんな中、嫁の智子から「料理教室の先生をしてくれないか」と連絡が来る。料理教室が盛大に終わった事により琴子の気持ちに変化が。

「自分もまだお金を稼ぎたい」と思うようになったのだ。

たくさんの人の協力もありなんとか和菓子屋さんでアルバイトをする事に。

単純に1千万円の貯金があるおばあちゃんでも将来に悩むもんなんだなって思った。うちのおばあちゃんも「働きたい」って言ったらどうしよう。

心から応援してあげられるのだろうか。



🌼第3話目指せ!貯金一千万!



真帆お姉ちゃんが主人公の話。「プチ稼ぎ」「ポイ活」を頑張っている。消防士の夫、太陽さんの給料は残業手当含めても23万とちょっと。給料があと1万円、2万円多かったらなと考えている。

友人、小春さんが婚約しティファニーの大きなダイヤの指輪をしている事に劣等感を覚える。真帆は婚約指輪をもらっていない。

ある日の夜中、小春が泣いて家に訪ねてくる。婚約相手の両親に高額の保険金をかけられていることがわかった。受取人は相手の両親になっていたとのこと。
こわ。そんなことあるの…??
身の危険を感じるよね。

婚約指輪っているんでしょうか。
わたしはあまり欲しいと思っていない人です。

結婚指輪をもらったら婚約指輪をどうしたらいいかわからない。


🌼第4話費用対効果

琴子のお友達、安生が主人公の話。

安生は日雇いや季節労働の仕事で食い繋いでいる。

彼女のきなりからは求婚されている。30過ぎているからそろそろ安生との子供が欲しいと。
安生の方はただぷらぷら暮らしていたいので正直、子供は考えられない。

浮気癖があるらしく浮気相手の1人れなに子供ができたかもしれないと告げられる。

きなりに説明すると「あなたと結婚したかった」「どうしてわたしじゃないの?」「特別裕福じゃなくてもあなたが一緒にいること。そんな小さな夢がどうして叶えられないの?」と号泣。

「縁がなかったのかもね」と安生から離れていった。結局れなは妊娠していなかったもののきなりとの関係は切れてしまう。

きなりさんの気持ちがわかりすぎて泣いてしまいました。わたしのお付き合いしている人も何度も浮気をしていてその度に別れようと思うけど別れられない。
わたしたちも結婚の約束をしているけれど子供は考えていないから結婚は急がなくてもいいよねと言われてから、5年経った。

いつかこういう事になるんじゃないか。たとえ結婚しても不倫相手との子供が出来たから別れてくれと捨てられるかもしれない。

そんなこと考えてしまう人とは結婚してはいけないのではないか。

と色々ネガティブになった。


🌼第5話 熟年離婚の経済学



お母さんの智子さんが主人公の話。
ガンの手術を終え10日ぶりに家に帰ってくる。

退院したばかりなのに当たり前に家事や料理をさせられていることにもやもやする。
ある日お友達の千さとが遊びに来て不倫相手と一緒になりたいから別れてくれと言われたと相談される。

弁護士との話では今の貯金額だと今後パートで働いたとしても8年後にはお金がなくなるかもしれないと聞き智子も不安になる。

わ。まただ。

また不倫の話とかする…
おしどり夫婦でもいずれこうなることがあるんだからわたしなんて…めそめそ。



🌼第6話 節約家の人々


美帆ちゃんが主人公の話。

あれから美帆は節約ブログを書いている。
しかも文章が上手いらしく(羨ましい)結構バズっていた。
ある日、婚約者の翔平から「親が手続きして借りた奨学金の返済を全て任されてしまった。
自分に相談なく勝手に借りられていた。」というびっくり発言。

翔平は納得いっていないが自分の大学のための借金だったので自分が返すしかないと思っているとのこと。

それを聞いて御厨家は結婚を猛反対する。

翔平の実家にお邪魔して話を聞きに行くもどうやらご家族はお金の感覚が御厨家とは違うようでバイク等にどんどん借金をしているらしい。

すごくショックを受けて帰ってくる。

翔平も美帆の気持ちを考え少し距離を置こうと提案する。「じゃあね。美帆、体に気をつけて」優しい声とともに電話は切れてしまう。
ある日、翔平が始めて任された広告が大々的に貼付されると知り美帆は居ても立っても居られず見に行く事に。
父と母も同席してくれ素晴らしい広告に感銘を受ける。

そして1度、実家に来てもらいなさいと嬉しい言葉をもらう。

2人が結婚して奨学金を返すなら美帆ちゃんの夢である一軒家と保護犬はいつになったら叶うのかわからないし、かと言って奨学金を返すには20年ほどかかるらしくそこまで待ってられない。

究極の選択。
わたしならどうするかな。答えはまだ出ない。


🌼終わりに



いつも長々とすみません。

ここまで読んでくださる方っているのだろうか。
いいんだ。自己満だもん。

人気な本だから読んでみよーっとという軽い気持ちで手に取った本ですがとても面白く自分と重なる部分も多々あってあっという間に読み終えてしまいました。

また何か読んだら記録しに来ます。

モフサンドのステッカー(ファミマです)

ではまた。かしこ。

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