全身麻酔ってどんな感じ?

考えたら、今まで全身麻酔の手術を3回経験してるんです。なので、どんな感じか、書いてみます。あくまで個人の感想です。

手術の前日夕方に、大きな浣腸をします。その後、酸っぱい下剤を与えられます。お腹の中を空っぽにするためです。なんとかトイレに通った後、最後に茶色い水しか出てないことを看護師さんに確認してもらいます。朝6時まで(だったかな?)水のみ飲めます。

手術室に向かう格好ですが、下着は着けずT字帯のみです。手術中におしっこの管を入れたりするので、脱がせやすいためです。また、足の血行促進のため、白い「弾性ストッキング」を履きます。上には、検査着をうしろ前に着ていきます。これも、手術台の上で脱がせやすいためです。背中が寒いので、上着を羽織っていきます。

手術部までは歩いていきます。病棟の看護師さんが付き添ってくれます。手術部の廊下で待機したあと、手術室の看護師さんが迎えにきてきて、氏名なと本人確認してから手術室まで連れて行かれます。手術台の脇に置かれた折り畳み椅子に座って、最終の本人確認を受けたら、手術台に寝ます。病棟で点滴の針を刺してなければ、このタイミングで留置針が刺されます。右腕に血圧計を巻いて、鼻と口は酸素マスクで覆われ、麻酔医が「まだ酸素だけだよ」って。けど、すぐに麻酔が入れられるので、天井の蛍光灯がグニャリと曲がった感じになって、気絶します。

「◯◯さ〜ん」って呼ばれた気がするので、目を開けます。気がついたら、気管に挿れられている管を抜くらしいです。「足動かせますか〜?」って声をかけられるので、足をパタパタしてみます。それから、病棟に連絡が入って、病棟の看護師さんがベッドで迎えにきてくれます。

手術台とベッドの高さに差があるので、渡し板のようなものを滑ってベッドに移ります。酸素マスクを着けて、ベッドに寝たまま、病室に帰るのです。

酸素マスクですが、毎分3リットル以上ならカップ型のマスク、3リットル未満なら鼻に差し込むタイプを使い分けるようです。

余談ですが、手術室の掃除って、誰の仕事だと思います?手術室の近所に「中央材料室」という部署があって、そこのスタッフが担当してるんです。その他、手術や治療で使用する器具類の滅菌なども担当しています。バイトの面接に行って見学させてもらったことがあります。

私の場合は腹部の手術で、縫ったところは透明なフイルムが貼られていて、固定の役割だけでなく、傷が観察できるようになっていました。

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