突き抜けた?

昨日の穿刺の際、返血側で妙な感じがしたんです。いつもはほとんど痛くないのに、刺してから一瞬の間をおいてチクッと痛みがあったので、突き抜けたのかな?と思ったんです。

で、脱血側も穿刺が終わって、回路を接続して、1分くらい経ったころから、返血側が痛くなってきたんです。それと同時に透析監視装置でアラームが...

穿刺を担当した技士さん、返血側を見たら「は、腫れてる...」って。やっぱり、血管を突き抜けていたようです。返血側を少し引っ込めれば行けるみたいでもあったようですが、既に血液が漏れて腫れているので、刺しなおしする方向のようです。

技士さん、他のスタッフに向かって「離脱キットください!」って叫んだんです。返血側を刺しなおすため、いったん脱血側も回路を外すので、離脱キットが必要なようです。離脱キットの到着と同時に助っ人の技士さんも登場、さっさとフォローしていきます。

ちらっと見たら、脱血側の留置針に小さなシリンジが接続してあって、それで栓にしているようでした。なるほど、ロック式のシリンジで栓をすれば、安全なんですね。

先に刺した返血側は止血バンドを絞めてあるので刺せません。私の場合は別の個所に返血側を刺せるので、そちらに刺すことにしたようで、助っ人技士さんサッと穿刺。しかしインジェクションパッドが無かったので、ひとまずパッドなしで透析を再開。そこからは順調に透析が進んでいきました。

透析終わりで止血したけど、あとから刺した脱血側にはパッドを貼っていないので、血が止まりません。ここでもフォローに入った看護師さん、「アルコール綿で意図的に炎症を起こさせて、止血してみよう」って。それで血が止まったんだから、さすがです。それからインジェクションパッドを貼ってくれました。

穿刺トラブル(突き抜け)は患者本人にしかわからないことがあります。いつもと違う感じがしたときは、きちんと申告するべきなんですね。過去にも「突き抜けたかな?」って感じたことは何度かあって、内出血につながったことも多いです。だけど、患者はシロウトなので、判断が難しいのです。

結局、私の左腕にはインジェクションパッドが3枚貼られて帰ってきました(笑

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