疲れた大人のための精神を蝕まないコンテンツ
●はじめに
これは、文サお茶代さんの企画参加のために書いた記事です。
7月ジユー課題「おすすめハラスメント!」
(金額設定してますが最後まで読めます)
文学サークル「お茶代」、通称文サお茶代さんは毎月のテーマ(課題)に沿ってテキストを書こう!という面白い企画をされてます、気になった方はこちら↓
●大人になって、ハラハラドキドキに耐えられなくなった
就職して社会人になった頃くらいから、昔はむしろ好んでいたはずの「脳がギュンギュン心臓がドクドク言ってらぁ…!」みたいな緊張感に心が耐えられなくなった。ドキュメンタリーとかスポーツとかはもちろん、フィクションでも命を賭けたり騙されたり不本意な別れがあったりすると、ものすごく心の負荷が大きい。
RPGゲームが好きだったんだけど、今はガチガチにレベル上げして勝ちを確信してからじゃないと戦いに挑めなくなってきたし…
毎日ヘロヘロになって仕事から帰宅して、とりあえずテレビでもつけるか…てなると、目に入ってくるのは不安と憎悪のデパートのニュース番組か、いじりいじられ振り振られ洪水のバラエティか、修羅場策略恋愛駆け引きのドロドロキラキラドラマかのどれかを選ぶ事になるんだけど、もーーー人生にほとほと疲れ果てた社会人にはどれも辛い。辛いというか、もはや痛い。
うーーん…ギュゥぅぅん……聞こえるかい、私の脆い心と緩い脳みそが悲鳴を上げているんだぜ。
……じゃあ何も点けずに無音で過ごしたらいいじゃん?って作戦を試した時期もあったけど、それはそれであんまり良い効果は得られなかった。
周りに音が無いと、日中累積した上司の嫌味とか信じがたい己のケアレスミスとか近所の奥さんに気づかなくて挨拶スルーしちゃった事とかの数々の自己嫌悪エピソードが反芻されてネガティブ思考のドツボに嵌りがちだったので、慌てて止めた。
って訳でね!
何かのコンテンツに気を逸らさせてもらうのが一番良いんだけど、そのコンテンツにも優しさを求めるというセンシティブやくざと化した私が、自分の満身創痍な心にノンストレスなコンテンツをね、オススメしようと思うわけですよ。
だって、私だけじゃないと思う。
ハラハラドキドキ完全NGの疲れた大人。
そうでしょ?
ちなみに選びきれなかったので二本立てです。
①シナぷしゅ
見つけました。
心に負荷のかからない優しいテレビ番組。
テレビ東京系列(未だにこの系列という概念がよく分からない)の、0~2歳向け番組。
なんか、その道の研究者が監修してるとか知育がどうとか、なんか脳細胞に刺激がありそうな謳い文句が目に入ったりするけども、そうは言ってもアカチャン向けなのでマーーーーーァ優しい番組。
個人的なお気に入りは、色んなものがただ倒れるコーナーです。
(これの類似シリーズで、何かしらがひたすら崩れるやつもある)
YouTubeでコーナーごとの総集編をアップしてくれてるの凄く“わかってらっしゃる”なと思いました。助かる。
この番組の良いところは、絶対見てる人を傷つけたり圧力かけたり空気読ませたりしない。
(普段どんな環境に生きてんの?)
番組中のMAX驚かしで、いないいない……バア!のレベル。(ちなみに、これは比喩ではなく本当に「いないいないばあ」だけのコーナーもある)
もう、冗談抜きでずーーーっと見てる。一旦頭の中が無になって、それから脳細胞にこの原色強めの色彩がじわじわと水彩画みたいに染み渡って行く感覚がする。
無意識下にまで浸透し過ぎて、仕事中に独り言で「ぷしゅ?」て言い出した時にはもう終わった、と思ったけど全然大丈夫。行ける行ける。
落ち込む事もあるけれど、私は元気です。
最近気がついたんだけど、シナぷしゅ公式チャンネルで24時間ライブ配信してるっぽい。
ベイビー達の欲求は24時間年中無休だものね。わかるよ。ほんとありがとう。
成人済みベビーも楽しませてもらってるよ。
ついでにもう一個、毎話恒例のコーナーがあって、
どことなく平成初期の雰囲気を醸したパペットが何かしらを連結する「がっしゃん」って言うコーナー。
見れば見るほどクセになる。
ちなみに、この二匹はみーたん、ひーたんというお名前だそうなんですが、最近私は彼らの名前に隠された衝撃的な事実を知りました。
気になった場合はシナぷしゅ追いかけてみてください……やめられなくなっちまうけどな……
②クッキーラン:オーブンブレイク
クッキーランってご存知?
私も記憶では十年弱くらい前に、LINEでハート(ゲームをスタートするのに必要なやつ)を要求し合うタイプのゲームだった記憶があるんですが、なんかしばらく見ない間にどえらいクオリティに育ってたのを発見しました。
基本システムは、画面右に向かって走る各種クッキー(みんな可愛い!)が障害物にぶつかったり穴に落ちたりしないように、ジャンプとスライディングで避ける単純なゲームです。
単純な…ゲーム…です。
クッキーのスキルエフェクトとかステージギミックとかが大層な事になってるのを除けばね……
一応「魔女にこんがり焼かれたクッキー達が食べられる前にオーブンから逃げ出して冒険に出る!」って言うメインストーリーはあるものの、このゲームの本質は脳味噌をクッキーとゼリー(ゼリーを集めてスコアを稼ぐゲームなので…)で埋め尽くす事なので、必ずしもストーリーを追わないと楽しめないなんて事はないです。
たぶん、テトリスの中毒性と近いんじゃないかと思う。
ちなみに、個性的なクッキー(みんなめちゃくちゃ可愛い!)は2022年7月現在157種実装されてますので、どっかしらにお気に入りが見つかるんじゃないでしょうか!
やっぱりね、この手のゲームは一旦現実を忘れるのに最高。それがソシャゲの思う壺だとしても。
日本でブイブイ言わせてる二次元コンテンツは、キャラ萌えとか激重ストーリーとかで勝負している場合が多くて、心の脆性がカンストしてる私には刺激が強かったんですよね…
その点、クッキーランは可愛いキャラが揃っていつつも、ストーリーを一旦横に置いても楽しいのでかなりの時間を溶かしてます。
ちなみに、クッキーランシリーズはかなり手広くやってらっしゃいまして、
・クッキーラン:キングダム
・クッキーラン:パズルワールド
なんて派生ゲームもある。
パズルワールドは未着手なので分からないけど、キングダムも可愛いです。
ちょっと前にテレビCMもしてたし、キングダムの方が盛り上がってるのかな!
こっちは農場+キャラ育成ゲームって感じなので、私の用途としては、元気がある時にキャラを愛でる用。
(でも、共通キャラの他に各ゲームにしか実装されてないキャラがどんどん増えてる…キングダムにしか登場しないクッキーにもめちゃくちゃ可愛いのが多い)
でもやっぱね、疲れた心には元祖クッキーランのオーブンブレイクがおすすめだよ。
ドント…シンク……フィール…………
以上、疲れた心を補う二選、いかがでしょうか。
映画とか書籍とか、高尚なコンテンツじゃ無くてすみません…でも本当にオススメなので…
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