心の健康状態
ワーホリ中の私の心の状態は比較的穏やかであった。
要因は何個か思いつく。
①温暖な気候(特にオーストラリア🐨)
②温厚な国民性に囲まれて
③生活に終わりが見える
④失うものが少ない
⑤周りの目が気にならない
⑥常に自分が好きなことをしているという実感、充実が味わえる
今パッと思いつく限りだとこんなもんだと思う。
①と②は環境的な要因であって、簡単に言えば沖縄に行って暖かいところでぼーっとしたり、何かハプニングがあっても「なんくるないさー」という緩さに包まれてるのと似ている。
③〜⑥は私の心の持ち様。
③の生活に終わりが見える
これは、ワーホリは基本的に一年間。
日本で働いていて、定年の65歳まであと40年と思うと毎日全力にはなれなかった。そうすると仕事をしていても今日くらい手抜いたって…とか、やりたいけどめんどくさいからまた今度にしよ〜と先延ばしにしたりとか…
そんなことは日常茶飯事。
それに比べて1年というリミットが見えるとそうも行かない。この国でこの瞬間にできることは出来るうちにやらないと!!という使命感のようなものが湧いてくる笑
私はスカイダイビングをやろう!!と決めたその日には予約をして2日後には15,000フィートの高さから落ちていた。
ちょっとこれは話が極端すぎたかもしれない。
でも、せっかく今できるかもしれない事をわざわざ先延ばしにする必要もなかったし、先延ばしにするのは時間の無駄とすら思った。
そう。『時間』の捉え方が自分の中で変わった気がする。よく聞くけど『時間』は無限ではなく、有限だと言うことを実感した。
そして、同時に嫌なことも終わりがくるということも心の健康に通じた。
海外にいて楽しいことばかりではない。
すごく小さいことを言えば浴槽に浸かれないとか…笑
あとは気の合わない人がいるとか。
仕事がキツいとか。
でも私には他にも帰る場所があるって思えたり時間が経てばこの嫌な環境や人間関係ともオサラバだって思えたら、それだけで心が軽くなった。
④の失うものが少ない
は…文字のまま。
私は海外にいて何ももってない。
一番最初は失敗しても笑ってくる友達もいない、大金も持ってない、仕事もない、英語も話せない。失うものが無いというのは、気負うもの少なく、心がフラットな状態になれた気分だった。
⑤周りの目が気にならない
これも文字のまま。
モデルのような美しい人もいるけど、日本ほど流行りに敏感じゃないし、化粧も毎日完璧にする訳じゃないし、、、完璧じゃなくてもいいんだって思える感じがした。
まず、本当にたくさんの移民が住んでいて国籍、個性、性別、文化。色んなものが顕在する中で私が日本の「普通」を装ったところで、それは誰にも関係のないことだった。
そう思ったら見栄とかどうでもよくなった。
⑥常に自分が好きなことをしているという実感、充実が味わえる
これは心が元気だと感じれた要因の中でも大きいと思う。
自分で住むところも仕事も友達もゼロから作っていく。自由とは責任が伴うとも感じたが、自分で選んだものは愛着があるし、失敗さえ可笑しく思える。こんな感覚は日本では実感できなかった。
ただ、これらを経験できた私なら
日本でも上手くできるんじゃないか
という根拠のない自信すら感じた。
経験を活かすも殺すも自分。
メンタルがタフになったし、
気づきも多かったワーホリ。
つまづくことがあれば
ワーホリ時代の事を思い出して
自分を奮い立たせたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?