しおから

おかあさんをしています。 日々おもったことなど、つらつらと。

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最近の記事

お菓子作りノーカット番組がみたい

クッキーを焼いた。しょっちゅうではないが、我が家ではたびたびお菓子を作る。クリスマスやバレンタインに乗じてだったり、子どもが長期休みで家にいる時だったり。 超がつくズボラのわたしだが、「お菓子の材料はレシピ通りに計量するべし」と、昔どこかでみた格言を守り、お菓子作りの際はしっかり材料を計る。少しの風でゆれるはかりの針を0.5g単位で読み、すりきりを駆使して大さじ小さじを厳守する。 この計量だけでもわたしにとって大仕事だが、お菓子作りには最大の難関がある。 バターを常温に

    • あぜ道と土手とわたし

      今日はとても寒い。寒いので春のことを考えよう。 幼いころから、わたしはあぜ道や土手が好きだ。 2月すぎたあたりから、本格的にあたたかくなる4.5月にかけてが特にいい。 あぜ道に春のスタートを知らせてくれるのはオオイヌノフグリだろう。まだ寒い中、彼らが顔を出しはじめると、枯れ草の世界にぱっと色がさす。それが段々とあたたかくなるにつれ、みっしりと地面に青い小花が広がっていく。その様子に、わたしは多幸感を感じずにはいられない。なお花を見るたび必ず名前の由来が頭をかすめてしまう

      • ガラピコぷ〜の行方

        4年前。右も左も分からない育児がスタートした。毎日ワンオペで孤独に耐えかね、わたしは狂っていた。子どもを抱いて海辺を歩いては、このまま海に入っていったら、どのあたりで頭の先までつかるだろう…と妄想するほどには狂っていた。 少しの理性を持つことができたのは、間違いなくEテレのおかげであった。日が暮れる。今日も大して何もできていない。夫は日付が変わる頃しか帰ってこない。さみしいつらいさみしいつらい…そんな夕方の時間。いないいないばぁ、おかあさんといっしょ、みいつけた。子どもがテ

        • これから、どうしちゃおう?

          こどもが産まれて1年と少し。産休育休を取ったものの、とある事情で復帰が難しく、10年勤めた会社を辞めた。 新卒で入ったとても大きな会社から飛び込んだ、小さなベンチャー。仕事内容も人もカルチャーも大好きだった。がんばってあこがれの管理職にもなった。 けど、これでおしまい。 「会社員のわたし」が消えて、ただの「わたし」になった。 いやまだ「こどもたちのおかあさん」や「夫の妻」という家庭での肩書きはあるのだけど、なんだか違う。 これまで自分で積みあげてきた肩書きをなくした

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