素直さの裏返しは残酷さである
見えるものをそのままに感じてしまう。
解釈をしない。
怒っている人は怒っているのだな、と思う。
喜んでいる人は喜んでいるのだな、と思う。
自分は単純で、嬉しい時に笑ってしまう。
落ち込んでいる時はしゃべれない。
必死に取り繕うとしても、必死に取り繕っていることを悟られてしまう。
自分がこんなんだから、
例えば、悲しさを必死に押し殺してその日を精一杯笑顔でいようと努めている人がいても、
今日はやたら明るいな、としか思えない。
それはどんなに残酷なことだっただろうか。
人は見たいように人を見る。
そして正解か不正解かは、わからない。
ましてや本人にすら意識できていない深層心理があるくらいだ、本当の正解など他人に分かるはずもない。
けれど、見えているものだけが全てではない、と
頭の片隅に置いておくことはできる。
もし、努めてもそれができないようなら
自分はそうなのだと諦めて受け入れるしかない。
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