M-1グランプリ2022 セミファイナリスト
ワイルドカードも金属バットに決まり、出揃ったセミファイナリスト
精鋭28組から決勝にコマを進めるのは果たして。
3回戦、準々決勝をみた感想としては、舞台を大きく使ったり、
動きを駆使したコンビが明らかに増えていること。(勝ち上がっていること)
M-1の舞台で表現の幅は年々広がってきている。
然しながら準決勝まで残ったコンビはしっかりとした話術を持った漫才師の比重が高いようだ。
1.決勝経験者
・真空ジェシカ(2021)
・さや香(2017)
・オズワルド(2019~21)
・ウエストランド(2020)
・ミキ(2017~18)
・からし蓮根(2019)
・ロングコートダディ(2021)
昨年のファイナリストはわずか3組。
残る4組は勝ち上がれば返り咲き組となる。
この中から一組も選ばれないということはまず考えられない。
実力折り紙付きの猛者達だ。
オズワルドは4年連続となれば麒麟/ハライチ/スーパーマラドーナに並ぶ
3位タイ記録となる。(笑い飯:9年連続、和牛:5年連続)
2.準決勝初出場
・シンクロニシティ
・ママタルト
・ヤーレンズ
・ななまがり
・ハイツ友の会
・THIS IS パン
・カゲヤマ
・ダイヤモンド
・ケビンス
・ストレッチーズ
・かもめんたる
・ビスケットブラザーズ
あえて分類するならば新進気鋭のメンバーといったところだろう。
逆に言えばお笑い好きからしてみれば、「やっと行ったか。」
と待望のコンビが多いかもしれない。
例年で言うならば、ファイナリストのうち少なくとも4組は初出場となる。
このメンツが決勝への切符を占有するとなれば、M-1グランプリの転換期、
新しい時代の始まりを象徴することになるだろう。
3.ラストイヤー
・金属バット
・かもめんたる
昨年のハライチ・アルコ&ピースに続き、
今年もラストイヤーは2組。
かもめんたるは年々漫才らしさの向上がすさまじく、
個人的にも好きなタイプの漫才でもある。
ワイルドカードから生還した金属バットはここで落ちると敗者復活戦へは残れない。トップバッターでかなり厳しい戦いではあるが、後には引けない大一番だ。
名実ともにどちらにも決勝への可能性は十分に残している
4.KOCとの2冠
・かもめんたる(KOC2013王者)
・ビスケットブラザーズ(KOC2022王者)
未だに誰も成し遂げていないコント/漫才の2冠
その権利を手に入れるため、準決勝の通過は通過点だ。
特にビスケットブラザーズは同年の戴冠となれば、大大大偉業となる。
KOMでの爆発も記憶に新しい。
勝ち上がってしまえば十分流れに乗れるかもしれない。
5.事務所別
吉本 20
サンミュージック 2(かもめんたる/ママタルト)
タイタン 2(ウエストランド/キュウ)
人力舎 1(真空ジェシカ)
ケイダッシュ 1(ヤーレンズ)
太田プロ 1(ストレッチーズ)
フリー 1(シンクロニシティ)
非吉本勢のメンツを見ても、垂涎極まりないメンバーだ。
サンミュージックとタイタンから2組。
この香ばしさでにニヤケが止まらない。
ウエストランドとキュウがダブルで突破した日には、
爆笑問題カーボーイ(TBSラジオ)がどうなることやら。
6.まとめ
結局今年の準決勝も現地の抽選には漏れ、友人宅での鑑賞の予定。
個人的には激押しの男性ブランコに期待。昨年も自分の中では優勝だった。
シンクロニシティにもフリー(非アマチュア)で初の決勝に大期待。
先日のライブも見に行ったがやはり敬語のツッコミは上品で、
類を見ない面白さがある。
それからやっぱりかもめんたる。発想力が異次元であることに加え、ふたりの掛け合いが明らかに漫才師に昇華している。
(今は亡き銀兵衛の完成系を見ているようだ。)
ラストイヤー制覇&KOMとの2冠ともなれば会場が沸くとともに、
う大の号泣が見れること間違いなしだ。
おまけ
準々決勝で去ったラストイヤーメンバーはこちら
・見取り図
・ランジャタイ
・阿佐ヶ谷姉妹
・井下吉井
・モンスターエンジン
・吉田たち
・ツートライブ
終わった青春に涙流したのか、はたまた呪縛から解かれて安堵したのか。
次のステージでの活躍を期待したい。
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