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【感謝】墨のお話とにぎり墨体験に行ってきました!

こんにちは! しんようです(^^)

2023年7月3日、渋谷にて
墨のお話を聞く&にぎり墨体験をさせていただきました!!

奈良県の墨屋である
錦光園の長野さんに
たくさんのことを教えていただきました!!

錦光園は日本で一番小さな墨屋さん。

奈良県に墨屋は8件あります。
三重県に墨屋が1件。
日本全国で9件のみという。

「えっ…少ない」
正直な感想です。

「墨づくりは間に合っているのだろうか?」
という疑問が思い浮かびます。

墨汁が開発されてから
固形墨の需要が低くなり
9件の墨屋さんで間に合っているんだそう。

個人的には寂しくなりました。

墨汁も大変ありがたい存在です。
手軽ですしね。
すぐに使えます。

長野さんも仰っていたんですが
固形墨に関しては
表現の幅が無限なんですよね。

だからこそ
私は固形墨はよく使います。

現代の書道家さんは
”墨汁しか使ったことがない”っていう方も
けっこういらっしゃるそう。

時代の変化ですね。

ところで
隣に座っていた方が長野さんにご質問をしました。

これがとても深い質問でした。

それは
「固形墨を使う魅力ってなんですか?」

”いい質問”だと、会場が沸きました!


長野さんの答えは2つあります。

①保存性が一番
②鉛筆、シャーペンとかと比べると表現の幅が違う

このように仰っていました。

私も同じように思わせていただいており
ちょっと嬉しくなりましたね。

①保存性が一番
これは固形墨で書いたものは
1300年前の書物・木簡などが残っている。
要は歴史が残るということ。
固形墨は紙の繊維に入り込んでいきます。
だから残っていくんですね。

②鉛筆、シャーペンとかと比べると表現の幅が違う
これは墨汁を考えるとわかります。
色が単調で表現で言うと「ボテッ」と紙に墨汁が乗っかる。
固形墨だと「ジワリ」と紙の繊維に入っていき
キレイに滲みます。
また、墨の濃さを調整できるのは嬉しいですね♪

他にも墨のお話は沢山していただいて
ひとまずこんな感じ。

そしてメイン?!のにぎり墨体験です。

ほぼ固形墨の原型となる
まだ柔らかい墨の状態を
一人一人体験で泥だんごのようにしました。

丸めた時点でひび割れていたら
乾燥させた後にはひび割れてしまう。

なので型に入れる時には空気を抜くんです。

でも、泥だんご状にしてみたんですが
体験でうまくできた人は1人もいませんでした。

長野さんに形を整えていただき
私が握った墨がコチラです↓

しんようのにぎり墨

手のひらにサラダ油を塗ってから
泥だんご状→形を整えて→握る。

サラダ油のおかげで
墨はほとんど手に付かなかったです。

桐箱に入れて3か月経つまで開けてはいけないと。
(湿気の関係で)

”待ち”の状態です笑

とっても貴重な墨のお話と体験でした!!

2時間大興奮でした!!
一番前のめりになって聞いていたかも?

会場の方、関係者の方々、長野さん、
本当にありがとうございました。

最後に、今回の体験のツイートを載せます!

ではではこの辺で~♪

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