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テスト電源は便利だよ

こんにちは。今日も家でnoteを書くShinya's Studioです。

今日は機材製作、設計にあたって持っておくと便利な電源についてご紹介します。

機材は自分で作れれば安くなると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりどの業界も同じく知識と経験と初期投資が必要になります。

今回の電源は初期投資です。他にもオシロやテスターなどの測定器、工具などいろいろ必要ですがやはりあると便利です。

いつ使うのか

そもそも電源はいつ使うのかですが、

機材を設計するときにどのような電圧を何アンペア必要なのか分からないとき

修理などで仮に電源が必要なとき

LEDを複雑に接続して電圧、電流を固定したいとき

などなど。テスト電源は最初に最大の電圧と電流を決めておいてONすると今の使用している電圧と電流値が表示されます。LEDに電流が流れすぎて思わぬ事故を起こすというようなことが防げます。

Shinya's Studioが使用している3種類

Shinya's Studioでは主にTexio(旧Kenwood)社製のものを用途に合わせて3種類使用しています。順にご紹介していきます。

一番よく使うもの

最初は一番よく使うTexio PW18-1.8AQです。同じものが見つからなかったので似た製品を貼っておきます。

電源メーカーは他に何社かありますがTexio社製が一番良さそうでした。

もっている機種は±18Vまでが1.8Aまで、8Vまでが2Aまで、-6Vまでが1Aまで出力できます。大体のオペアンプとロジック回路またはリレーなどはこれ一つでテストできます。

ランチボックスも±16Vなのでこれでチェックor設計できます。

2個目

Texio PA120-0.6B

これは120Vまでの単電源を0.6Aまで使えます。電圧が高い分、流せる電流は少ないです。これで18Vを作れなくもないですが微調整が難しいのと電流が限られています。

これは例えば48Vのファンタム用ですね。

あとは真空管です。よくある12AX7とかだと少し足りないかもしれないですが、Nutubeは確か80Vまでなのでこれを使います。

GNDとマイナス端子にバーを繋いでいるのでこのバーをプラス端子に繋げば-120Vも作れます。

3個目

Texio PW36-1.5AD

これは1個目と同じく両電源ですが±36Vまで出力できます。

ただ、その他の出力がないのと1個目より電流が少なく1,5Aまでなので高めの電圧が必要な時のみ使用します。

具体的にはNeve系です。あれは片電源ですが24Vですのでこの機種が必要です。

あとTG12345系。Shinya's StudioでもコンプとEQを作りましたがあれは±28Vで動いています。

そしてSSL9000J。Shinya's Studioでは1Uとそのままを2chでノックダウンしていますが、オーディオ部分は±18Vとかでしたが、信号の切り替えなどに±25V必要になってきます。もちろんファンタムも必要なので実際、電源3台使って解析しました(笑)

さいごに

どれも10万円コースなので3台だと30万円ですが、電源界では割と有名なのかヤフオクでよく見かけます。種類がたくさんあるので自分にあったものが出てくるまで待たないといけませんが、運がいいと中古で1万円前後で手に入ります。

LEDは正直、LEDチェッカーみたいなものでいいのですが、やはり電源があったほうが何にでも対応できるので皆さんご自身の環境にあった電源をお持ちになるのもいいかと思います。

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