【シャドバ】TOMY杯三連戦の反省
導入
3月4日/5日/6日の三日間、連続でTOMY杯(※)に出場しました。4日と6日が5人チーム戦、5日が個人戦です。出た大会に関しては反省やレポートなどを積極的に文字に起こしていこうと思い立ったので、さっそく実践していくことにしました。
※TOMY杯とは
TOMYさん(@tomi_7723)が主催・運営してくれている2Pickフォーマット・トーナメント形式のオンライン大会。
反省
○4日
4日のチーム戦は個人0-1、チーム0-1で没。
リプレイ残ってなかったので軽く。
割と平均的なロイヤルを組んだけど、ドロソ引けず相手の「ブーストキッカー」と「カイザー・インサイト」に蹂躙されたゲームだった。多分デッキの組み方から間違ってた。
○5日
個人戦のこの日は、三没。
一回戦目は、V vs W。
環境初期はBANリーダーであったVだが、最近は見直しが進んでいて、高く評価してる人もチラホラ。
個人的な評価としては5位か6位。今回はリーダー提示がE/V/Bだったので否応なくVに。
そこまで強力な金虹が取れず、勝ち筋としては序盤からのゴリ押しが最も有力。
初手。とりあえずマナコストを外さず動けそうな手札。
相手の2t→3tの動きが、「スウィートディテクティブ」→「マナリアの叡智」だったので後手3に「狂える人狼」で「ディテクティブ」を上から取ってテンポ面で優位に。
後手4の「ギアスネークテイマー」+「幼き人狼・リベルテ」で、さらにテンポ面での優位を確実に。
ここがこの試合で最も悩んだ場面。
まず思考としては、「ロングゲームをやりたくない」が第一に来た。理由は、デッキの完成度の低さと「カースエンチャンター」でスペブフォロワーを2枚サーチしていたため。
よって、テンポとライフの両アドバンテージの優位を維持したい、という結論に。
しかしこのターン、左3枚のカードのプレイは絶対に無いためレラジュのドローを先に見てから考えるのがベターなのは明白。「レラジュ」をプレイせず思考していた30秒はかなり無益な時間だった。そこはわりと反省。
→とりあえず「レラジュ」はプレイした。
強い。
これで「式神・暴鬼」が簡単に処理できるようになった。ここで、最初に思考した「ロングゲームをやりたくない」に立ち返る。
テンポとライフでアドバンテージを得るのもいいが、次はWの6ターン目。得たアドバンテージを無に帰す「大紅蓮」がプレイアブルとなるターンだ。
ここで初めて「大紅蓮」のケアに思考がシフト。そこからは簡単で、全処理+体力4以上のフォロワーを一体以上並べることで「大紅蓮」での全処理は無くなる。
結果こんな感じ。たぶん正解択だと思う。が正解択は選択できたものの、思考の過程に無駄が多かったので、もっと整然とした思考ができるようになるのが目標といえる。
続く6ターン目だが、ここでは前のターンの思考から一貫して「大紅蓮」のケアが大前提。
よって正解択は、「ナイトレイド・ヴァンパイア」のファンファーレ+「毒蛇」で「暴鬼」を処理。「レラジュ」で「プロダクトマシーン」を取って、「ディテクティブ」顔進化。
これで「大紅蓮」を打たれても、フォロワーが一体は残る盤面に。
が、採った択はこれ。「ディテクティブ」で「プロダクトマシーン」を処理してしまったため、レラジュで顔進化できず、「大紅蓮」1枚で壊滅する盤面。
結果的に「大紅蓮」は打たれず、返しのターンに勝利となったが6ターン目のプレイは良くなかった。良くなかったのは採った択もだが、あまり思考しなかった(=手なりでプレイした)のが一番良くない。
結果的には勝ったものの、課題の多い1戦。
二回戦目は、R vs Nc。
デッキはドロソも疾走も充分量取れて、理想的なRを構築。
ここがこの試合で一番悩んだ分岐。
採った択は、「荒野の案内人」進化+エンハンス「白刃の剣舞」+「レヴィオンの弓使い」。
今振り返ると、「美食の伝道者」+「剣舞」でも同量の点数が顔に入り、かつ自分が採った択よりも盤面が強いので、より良いようにも思える。
しかし一応自分の択にも利点はあって、「フォックスランサー」が活きる点だ。後者だと手札内で「フォックス」の疾走付与を活用するのは難しくなるが、前者は「伝道者」で「フォックス」を活用することができる。
この場での盤面の強さか、顔に入る点数の総量か、どちらを優先させたほうがいいのか。相手は「酒呑童子」が起動してることを考えると、ライフレースゲームになったとき、「フォックス」+「伝道者」があったほうがいい気がする。
その後は結局相手に盤面を渡さず、10t目に「躍動する獣戦士」+「二刀流」で勝ち。
三回戦目は、W vs Nm。
デッキはWの中でもかなり強めで、「陰陽の開祖・クオン」や「魔道具専門店」が取れていて勝てそうな雰囲気。
最初の分岐がここ。トップの「符術の門弟」が目に入らず、前のターンから決めていた「ゴーレムの暴走」をいきなり使ってしまった。
が、明らかに「知恵の光」+「門弟」プレイから「門弟」進化当たり+「暴走」というのが一番キレイに処理できている。
先程同様手なりプレイの弊害。深く反省。
そして7t目。この辺からかなり難しくなってきて、オーバーフローしてしまう。
意識すべきだったのは、まず相手の盤面への対処。手札の管理。「クオン」の着地の時間。「ブーストキッカー」。「専門店」のために進化権を残すか否か。そして「専門店」を活かすための「ナテラの大樹」の温存。
これらすべてに優先順位を割り振ってから、さらに各要素をどこまで重視するかの判断まで必要で、とても90秒では収まらない。
ここで生きてくるのが練習で、もっとWを使っていれば、脳の容量を使わず「ナテラ」の温存といった選択が取れたかもしれない。今回オーバーフローした結果「ナテラ」の温存を完璧に失念し敗北した。
また、練習以外にも整然とした思考回路というのが必要で、この日は全試合を通してあまり整然とした思考ができてなかったように思う。
このあと、このゲームはさらに12t目まで続くがオーバーフローした自分のプレイは怪しさのオンパレードだった。ドローも絡むため、いちいち一つのプレイの間違いを指摘するときりがない。その前段階として、どうしてオーバーフローしてしまったのか。どうすればオーバーフローしなかったのか。といった要素が最も大切な反省点であろう。
結論としては、練習不足と経験不足。また、どういった要素を優先して気を回すべきか。リストアップからさらに優先順位をつけるところに至らなかった。そこが反省、というか今後の課題と言える。
○6日
再びチーム戦のこの日は個人、チーム共に2-1で三没。
一回戦目は、Nm vs R。
Nmは今期No.1リーダーであるものの、自分が一番苦手としているリーダーでもある。レートの成績を見ても、自分のNmは負け越しているが相手のNmは勝ち越していることから明らか。
デッキはNmとしては真ん中ぐらいの出来。金虹はそこそこ強いが「キッカー」が取れていない。その代わり「レディアントアーティファクト」生成カードを複数取れていたので、「レディアント」で削り切るプランが視野に。
振り返るとこの場面がこの試合の分水嶺だった。ここで自分が採った択は「構造の解析」をプレイしてエンド。このあとも1t目に置けた「バレッジスマッシャー」のおかげでしばらくは優位を保っていくが、徐々に捲られていって結果敗北する。
ここで採るべきだった択は、「無尽の人形遣い」→「操り人形」で「ハーゲルベルグの雷槌・トロイア」に当たってエンド。自分が採った択はリソースに厚い"だけ"の択であり、こちらのほうが盤面的にもライフ的にも得をしている。手札もリソースの心配はしばらくは無さそうでどちらの択がいいかは明白だ。
試合当時の自分は、有利な状況から徐々に捲られていっていつの間にか負けていた、という印象を得ていたが、こうして振り返るとこのターンからすでに歪みが生まれていて、負けるべくして負けていたことが分かる。
二回戦目は、Nm vs Nc。
かなり強めのNmが出来て、万全の態勢。
問題のシーンがこちら。相手は「酒呑童子」を使用していないこの場面。実際のプレイは「ラグナ」を打って「絶望を齎す者・ジオテト」を回収してエンド。「プリンゴースト・ミヤコ」をケアして、次のターンに「ハメ」で「ジオテト」を増やして勝つことを想定したプレイ。
しかし相手側は「冥界への霊道」×2+「ロンリネスゴースト」を持っていたようで、「霊道」で2回「ロンリネス」を走らされていると負けていた。結果的には相手側のミスで一度目の「霊道」で「ロンリネス」が葬送されなかったため勝った。
さすがに「ミヤコ」ケアのほうが優先度が高いため、実際に採ったの択のほうがいいと思うが、負け筋があったのも事実で他にどのようなプレイが良かったか気になる。
三回戦目は、Nc vs Nm。
「酒呑童子」「大妖狐・ギンセツ」「レヴナントソウル・アーカス」が揃い、とても強力なNc。
試合展開も、常に優位を保ち続け勝利。デッキの強さと引きも良かったが、プレイもこの三連戦で一番良かったと思う。
以上で、反省は終わりだが、ここまで見てくれた方で他にも反省すべき点や僕に見えていなかった択などがあれば是非Twitterやここのコメントなどで指摘してもらいたい。フィードバックが欲しい。
ちょっと感想
まず、オンラインの大会に初めて出場したがすごく気軽に参加できたのに驚いた。そして、一人で円滑に運営ができていることにも驚いた。
比較対象には遊戯王のCS(ChampionShip)しか挙げられないが、同規模の大会と比較してもまず一人で運営していくというのは無理だろう。
「これがデジダルの利点なんだな」と改めて思った。もちろん運営されているTOMYさんの努力もあるだろうが、それにしても、だ。
そしてこんなふうに、自分のプレイを丁寧に振り返り文字に起こすことの大変さも改めて実感した。シャドウバースはリプレイ機能で後からもじっくり振り替えれる分、その内容も濃くなる。
今回はリプレイが無くなってたり、実際に組んだ自分のデッキのスクショを撮ってればな、と思うことがあったので次に活かしたい。そして、この大変な工程も、もっとスムーズに行えるようになればと思っている。
オマケ
トップの画像は、かにチャーハンの店の「半熟卵のかに玉炒飯」。
かにとぱらぱらな炒飯と、そして特性のタレが非常にマッチしています。
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