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【シャドバ】LOSリーグ10th最終節(十七節)反省会

導入

ついに長かったLOSリーグ10thも最終節となった。僕の所属するチーム"Seekesz"はプレーオフ進出の目が失われているため、今期はここで最後となる。現在個人成績は六勝五敗。最後勝ち切り、有終の美を飾りたい。

今節の相手は"GAT"。対戦相手はJokerさん。以前TOMY杯で対戦したことのある方。僕の出番は最終戦、すでにチームの敗北は決していたが、5番手として試合に臨んだ。

試合内容

▶ピック

リーダー順位で3位に置いているウィッチを選択。自分相手ともにロイヤルがBAN。

初手金虹。
かなり弱めの提示。左のほうが上ぶれた際の最大値が高いため、左を選択。「プリンセスウィッチ・メルヴィ」も先1でのプレイなどで活躍の余地がある。「至高神・ゼウス」も「ゴブリンスクラム」とのコンボでフィニッシャーになり得るカード。

二手目銅。
「アースエレメンタラー」の評価は高いものの、右の「エーテルゴーレム」「豪腕のゴーレム」の組み合わせが非常に良い。

まだ序盤で受けが広いとはいえ、金虹で「エレメンタルシャーマン・ライリー」などが取れないと「エレメンタラー」自体のバリューもそこまで高くないため、安定した右を選択。

三手目銀。
初手の金虹が弱かったことから、勝ち筋とドローソースの補強を優先したい。また銀枠で単体除去はあまり優先する必要がなく、「パイロエレメントソーサラー」はAOEとしての価値は低めなので右。

四手目銅。
かなり弱めな提示。一応肉がついてることを評価して右。

五手目ニュートラル。
待望の「ゴブリンスクラム」。これで"スクラムゼウス"という必殺コンボが揃った。迷わず右。

六手目銀。
「境界の魔道士」は喉から手が出るほど欲しい。「グラウンドサークル」との組み合わせでの全体除去+多面展開でボードで押し切る勝ち筋も見える。また、スペルブーストカードはあまり取りたくないので右。

七手目銅。
銀枠でAOE、銅枠で単体除去という意識が今期のウィッチ。やはり「アブソーブスペル」はキャントリップも付いた優秀な単体除去。隣の「符術の門弟」も悪いカードではないため左。

八手目金虹。
「秘蹟の魔女・メディア」、「猫耳の魔法使い・キャル」どちらもかなり優秀なカード。ただ「メルヴィ」二枚目を避けたいのと、「キャル」のフィニッシュ力を評価して右。

九手目銅。
右は土の印の消費カードと土の印供給カードでかなりバランスが良さそう。「エーテルゴーレム」や「グラウンドサークル」の使い回しを見ていきたい。

十手目ニュートラル。
「ロマントレジャーハンター」は本来なら嬉しいカードであるものの、現状あまり優秀な自然カードが取れていない。ただ、右の「荒野の案内人」は"スクラムゼウス"を狙っていくならかなり避けたい。悩んだ末、今後の受けも考慮して左。

十一手目銅。
どちらも「知恵の光」+「ファイター」という似たような提示。ただここまで土の印を重く見ていることを考慮して、やや右に分があると判断。

十二手目銀。
「グラウンドサークル」をより評価して右。「大地の魔女」も悪くないカードだが、「元素の大魔術師・アーレイン」や「境界の魔道士」との上ぶれをより期待した。

十三手目銅。
どれもそこまで美味しくない選択肢だが、弱めのカードを多く取っている現状、それを有効牌に変換できる目のある「マナリアの叡智」を評価して左。

十四手目銀。
これは迷うことなく左。「境界」+「サークル」のコンボを決めていきたい。

ラスト金虹。
「真理の魔鏡」は強力なカードであるものの、回収カードや複製カードをあまりピックできてないため現状そこまで優先度が高くない。対して右は「キャル」をコピーしてのリーサルや、「エーテルゴーレム」の使いまわしなども見えてコンボ前提であるもののやや良さそう。右。

というわけで完成したデッキがこちら。
あまり強くない提示の中、何本か勝ち筋は用意できたので、それを通していくゲームになりそうか。

▶序盤

相手はネクロマンサー。こちら後攻。マリガン前初手。「境界の魔道士」はパワーカードで必ず進化権を振りたいため残したい。あとは全部マリガン。

後攻初手。
「門弟」が引けたのはかなり良くて、序盤とてもいい動きができそう。「鬼呼びの導師」も引いてしまったものの、「門弟」のおかげである程度はコストが下がっての使用が見込める。

「式神・暴鬼」をチョイスして「門弟」をプレイして終了。

2t目、トップが「マシンフォーチュンテラー」。
相手の2/2に対してこちらも2/2が置けるようになり悪くない。「フォーチュンテラー」をプレイして終了。

相手の3t目は「マミーコック」のプレイ。
対してこちらマナカーブ通り「暴鬼」。後攻ながらやや盤面で勝っており、このまま場押しで勝てる雰囲気も現れてくる。

相手の4t目は「冥主の継承者・カムラ」。
あまり強い使い方ではなく、盤面で負けないために仕方なく出したように見える。

ここは、「フロートボードマーセナリ」から2コストフォロワーが確定なのを見越し、2面展開してより盤面を押し付ける形に。

運良く「フォーチュンテラー」の二枚目が来たため、進化権を投資して相手の場を全処理しつつ三面残し。もちろん「リペアモード」を打つのも忘れない。

▶中盤

相手の5t目は「ロンリネスゴースト」進化。

「ロンリネス」は処理したいものの、あまり有効なくっつきが見えない。とりあえず処理のためには「極点のエレメンタル」か「マナリアの叡智」の二択。「極点」だと残り3コストがうまく埋まらないため、「叡智」→「マナリアの魔弾」で動くことに。

「叡智」でデッキに戻すカードは「メルヴィ」。もうあまり活躍する目処が立たなそう。また「暴鬼」は体力1で残すと出てくる「ゴースト」に簡単に取られてしまうため、進化して顔を詰めておいた。そして残り1コストは何もプレイせずターンを渡してしまう。

が、今振り返ると「魔女の大釜」を置いても良かったかもしれない。「境界」を切る際に置けばいいかと考えたが、結果的に後々1マナ足りず困る場面が来た。もしくは「メルヴィ」ではなく「リペア」を戻して「メルヴィ」と出していって良かったか。

返しは、「酒呑童子」進化「暴鬼」取り+「シープスピリット」。「酒呑童子」を進化されてしまったので、ライフの管理により気を配らないといけなくなった。

そしてこちらのプレイだが、まだ「境界」を切りたくない。相手のリソースを吐かせて、できるだけアドバンテージを取りたいところ。

そこで、進化権を温存のため「マナリアの防陣」+「鬼呼び」とプレイ。「シープスピリット」を上から取り「酒呑童子」は残すことになったが三面展開。ここでもまた1pp余したが「大釜」をやはりプレイしておくべきだった。

相手の7t目は「冥主の祈祷師・ティティ」。出てきたのは「コープスドッグ」と「王墓の骸」。そのまま全処理されてターンが帰ってくる。

ここに来てトップが「豪腕」。「大釜」を出さなかったことを軽く後悔することに。ただ、ここは相手のクロックが遅いこと、ライフがマックスで残ってることから盤面を放置しても良さそう。

そこで相手がリソースを吐いてきた所に「境界」を刺したい。結局ここで後悔したこともあって「大釜」だけ置いてターンを渡してしまうが、むしろここは置かなかったほうが良かったかもしれない。

そして返し「冥界への霊道」から「ロンリネス」が疾走してくる。さすがにこれ以上は顔が持たないため「境界」のプレイが確定。

ここでやや「マナリアの偉大なる研究」で「境界」のコピーを検討。ただコピーしてしまうとマナ的に盤面への展開が弱くなってしまう。そのためここは割り切りで「境界」をプレイし全体除去。相手のリソースが少ないこともあり、「大釜」から引いてきた「大地の魔女」、手札の「豪腕」もくっつけて盤面を強く作ってターンを返す。

▶終盤

相手の返しは「大妖狐・ギンセツ」。
「酒呑」+「ギンセツ」とか最強かよ、と嘆きながらも「霊道」や盤面的にあまり強く使われずなんとか耐えている状態。

とはいえダメージレースも逆転され盤面も負けているこの状態。トップした「アブソーブスペル」で「ギンセツ」の除去を考えたが、コストがうまくくっつかなさそうだったので、あまり望ましくないが面処理として「スクラム」をプレイ。

10t目。
相手は「雪女」の疾走+「一角獣の巫女・ユニコ」。かなりライフは削られたが相手のハンドもかなり細い。まず、「アブソーブスペル」で除去してドローを確認。

引いたカードは「ジェットウィッチ」。
ここまで来たら「研究」は、「キャル」を増やしたい。ライフを大幅に回復されたこともありそうでなければ勝たなそう。

と、ここでは「エーテルゴーレム」+「ジェットウィッチ」+「リペア」×2でターンを終える。

ただ相手の返しは「スウィートディテクティブ」+エンハンス「探偵の調査」。ここでかなりリソースを回復してきて一挙にピンチに。

が、トップは「猫耳の魔法使い・キャル」。最も望ましいトップだろう。

が、ここで相手の疾走を考慮するなら「極点」をプレイして守護を貼るのもありか。しかし、「雪女」の二枚目なら結局負けで、「極点」でケアできる範囲は金虹かニュートラルにしかないと判断。

ならば「極点」を出して延命するより、割りきって「キャル」に行きゲームを決めに行くほうが勝ちそう。先延ばしにするだけ相手がトップする確率も上がり、「極点」を出しても結局次のターン今よりいい状態になってることは無さそう。

長考の末、割りきって「研究」で「キャル」をコピーし「キャル」をプレイ。相手の残り体力を5にしてお祈りしつつターンを返した。

が、結局相手はリーサルも回復もなく無事ターンが帰ってきてGG。最終戦、無事勝ちで締めくくることができた。

感想と反省

最終戦かなり苦しい試合で怪しいプレイも何度かあったが、ピックが良かったのと引きが良くて勝てたように思う。

後で相手の方から、リーサルを逃して命を拾っていたことを聞き本当に薄氷を踏むような勝負だったと実感した。

これで個人成績は七勝五敗と、勝ち越しで終えられてそこはまず満足だ。だが、チームとしての成績は振るわず来期以降も"Seekesz"がLOSリーグを続投するなら今度はチームとしての勝利を見ていきたい。

初めてLOSリーグを経験したシーズンだったが、やっぱりチーム戦は楽しく濃厚な試合が楽しめたように思う。運営の方々、ありがとうございました。

また、LOSリーグの振り返りというあまり面白みに欠けるような記事でも毎回見てくれている方、ほんとにありがとうございます。

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