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【雑記】2021年ベストセレクション

初めに

今年消費したコンテンツについて、中でもオススメなものを紹介していく。

何年か前から自分が消費したコンテンツについて必ずメモを取るようにしていたが、その中からもオススメのコンテンツ、作品を紹介していきたいとずっと考えていた。

ジャンルは8つ。音楽、小説、マンガ、アニメ、ドラマ、映画、演劇、マーダーミステリー。

今年はマーダーミステリー(略してマダミス)にハマった年で、月に2、3回のペースでマダミスに参加していた。マダミスとは簡単に言うと、ボードゲームと人狼ゲームとTRPGを足して3で割った遊び。シナリオの秀逸さ、展開の唯一性、RP(ロールプレイ)の奥深さなど素晴らしい面がたくさん有るのでぜひ遊んでみてほしい。

逆に音楽に関してはあまり新しい曲に触れることが少なかった。耳馴染みのある曲を繰り返し繰り返し擦っていただけ。とはいえ、その他のジャンルに関してはシャドウバースに取り組むかたわら、息抜きとしていろいろな作品に触れるように努めた。

だいたい一つのジャンルにつき、1〜3つくらい。そして来年消費したい作品についても触れていきたい。

音楽

「名前を呼ぶよ」SUPER BEAVER

今年からハマった数少ないアーティストの一人。SUPER BEAVER。 

決して「東京リベンジャーズ」から入ったわけではなく、たまたま見ていた音楽番組で特集されていたのがきっかけで知る。

これボーカルの人、Lizさんやん!とか思いながら何曲か聞いてみたら、直接的な歌詞だったり情熱的な歌声に魅了された。

これ以外にも魅力的な曲が多いのでぜひ聞いてみてほしい。

「Surges(feat.夏背&ルワン)」Orangestar

僕の大好きなOrangestarが今年リリースした楽曲。

爽やかさ、疾走感といったOrangestar作品特有の魅力がつまっていて、唸らざるをえない。ちなみに、カロリーメイトは食べたことありません。

「好きだから。」ユイカ

めちゃくちゃ沁みる曲。声もすごい良い。

中高と大した恋愛してきてないけど、それでもギュッと心を鷲掴みにされるような魅力があった。

というか憧憬のほうが強いかもしれない。こんな恋愛がしたいランキング、No.1。

その他

個人的には、YOASOBIの「三原色」やゆるキャン△のエンディングになった佐々木恵梨の「はるのとなり」なんかはとても良かった。来年はもっと新しいアーティストを発掘していきたい。

小説

「無職転生〜異世界行ったら本気出す〜」

アニメも今年話題に

正直、今年触れた中でもダントツに観て良かった作品。

タイトルで明らかに損をしているが、内容はタイトルから想像できるものからは程遠い。

アニメをボーッと観始めてこの作品を知ったが、なんで面白いのか分からないけど面白いという感想で、その謎を探るべく1期が終わったあと小説を読み始める。

しかし小説を読んで何もかもに圧倒された。アニメを観てるときから情緒や世界観といった表現への丁寧さがヒシヒシと伝わってきたが、原作のストーリーの作り込まれ方と世界観設定、キャラクターの魅力、襲い掛かる情緒は異常。

めちゃくちゃ長いので正直1週間くらい読みっぱなしで他のことに手が着かなくなってしまった時期もあったが、後悔は無い。

これまだ知らない人は本当にアニメでもなんでもいいので、一度触れてみてほしい。

「六人の嘘つきな大学生」

「ほんタメ」で知る

これめちゃくちゃ面白い。どんでん返しの連続で、ミステリーとして存分に楽しめた。

伏線が沢山あって、筒井康隆の「ロートレック荘事件」を彷彿とさせる。正直ネタバレになるので内容に関しては触れられないが、自信を持ってオススメできる一作。

マンガ

「ブルーロック」

祝、アニメ化決定!

超激熱なサッカーマンガ。登場人物たちがハイパーストイックで、彼らの指導者が努力とは何か、成長とは何か、を丁寧に説いてくれる。内容の面白さにとどまらず、競技者としてもとても参考になる作品。

あまりにも胸に響く名言が多すぎるため、シャドバ界隈でも引用されることが増えてきている。とにかくなにかに集中して取り組んでる人、競技的に取り組んでる人には読んでほしい。

「葬送のフリーレン」

雰囲気が良い

2021年のマンガ大賞受賞作品。受賞のニュースからあらすじを聞いて読み始めたが、設定からストーリーまでがどストライクすぎる。ミーハーなことを自覚してはいるがマンガ大賞を受賞してもあまり周囲に認知されている様子を観測できないため、ここで改めて推したい。

エルフという種族と、その特質が、そしてその世界観が僕の大好きな小説である「ドラゴンラージャ」に似ていて、日本語未翻訳の「影の痕跡」を読んでいるような気分にさせてくれる。あー、「影の痕跡」翻訳はよ。

正直そんな背景なくてもしっかり楽しめるので絶対に読んでほしい…!

「東京リベンジャーズ」

イカツイ

今年映画化もされ話題になった作品。正直「鬼滅の刃」「呪術廻戦」も今年になって履修したが、それらよりもこっちを推したい。

ただのヤンキーマンガと思いきやサスペンス・SFとしてもうまく仕立てて合って非常に面白い。今めちゃくちゃ続きが気になる漫画ナンバーワンかもしれない。

あとヤンキーマンガはあまり通ったことなかったから、その分の新鮮さがブーストかけている、という説も巷ではささやかれている。

その他

これら以外にもお勧め作品たくさんあって、「二月の勝者」「推しの子」「怪獣8号」辺りはここ最近のなかではずば抜けて面白い。あとカードゲーマーは「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」も読んでほしい。

アニメ

「五等分の花嫁ff」

来年は映画化されるらしい

1期は作画も悪いし、話も面白くないしであまり評価は高くなかったが2期を見て一変した。

まず作画がめちゃくちゃいい。ちゃんと五つ子たちが可愛くなっている。そしてストーリーもいよいよ面白い展開になってきて2期はすごい楽しめた。なので1期を見てやめてしまった人に、もう一度見てみてほしいというお気持ち。

その他

正直今年は観ている途中でやめてしまった作品が多すぎる。それ抜きでもあまり面白い作品に出会わなかった。間違いなく面白かったのは「無職転生」くらいで、これは小説部門で取り扱ったため除外。とはいえ、いきなり小説は敷居が高いので興味を持ってくれた人はアニメから入ってみてほしい。

そして、途中でやめてしまった作品が多くなってしまった理由は時間コストの高さになると思っている。追い続けるのにかなりの時間を消費するため、観続けるうえでのハードルが自分の中で非常に上がっている。正直来年はもっとアニメを観なくなるかもしれない。

ドラマ

「コントが始まる」

メインキャスト5人

ばか面白かった。

正直最初は菅田将暉×有村架純という理由から観始めたドラマだったけど、共感と切なさで感情をグチャグチャにされた。

菅田将暉仲野太賀神木隆之介有村架純の1993年組が本当にいい味出している。観終わったら仲野太賀がお気に入りになっていた。

内容としてはコントメインの売れないお笑いグループ三人組と、それを見て救われたファンの交流を中心にストーリーが展開されていく。コントは面白くないけどこのドラマは面白すぎる。絶対観てほしい。

「イチケイのカラス」

原作は主人公が男

裁判官を題材にしたというちょっと珍しいドラマ。

これのすごいところは原作であるマンガより面白いところ。マンガもそれなりに面白いのだが、より設定を凝ることでドラマはマンガ以上に楽しめるものになっている。

題材だったりも現代社会にしっかり問題提起していて、考えさせられるものが多い。あまり話題にならなかった気がするが良作。

その他

ドラマもアニメ同様時間を異常に喰うため消費しきれないことが多い。それでも観終えている作品はそれなりに面白かったという証拠。他に面白かったのは「あのときキスしておけば」「シェフは名探偵」。

再放送で「今日から俺は!」なんかも観たけどめちゃくちゃ笑った。今年観たドラマの中で一番かもしれない。

「アバランチ」なんかも良い評判をよく聞くけど1話観ただけで止まっている。綾野剛好きだし来年消費しきりたい。

映画

「花束みたいな恋をした」

この組み合わせが好きなだけ説

菅田将暉×有村架純の2個目の作品。正直この映画は観終わったあとあまり気分がよろしくないかもしれないけど、それも込みで非常に楽しめた。

僕みたいな表面だけをさらったようなサブカルヲタク同士が付き合い始めて別れるまでの物語。だけど、菅田将暉の行く末と有村架純のあり方とそのギャップが心の臓を貫いた。観終わったあとの何とも言えないモヤモヤした感情が、逆に旨い。

「そして、バトンは渡された」

石原さとみと田中圭がマジで良い

あまり邦画とか観ないんだけど、今年は意識して観るようにして何作か映画館で見た。けど、思ってたよりも良い作品が多くて舌を巻いた。これもその一つ。

めちゃくちゃ感動したし、構成としてミスリードと伏線が絶妙。原作も読んでみたいと思わされた。

そういえば石原さとみが出る作品は面白いのが多い気がする。田中圭もかなりいい味出しててお気に入りの仲間入り。

その他

これ以外だと細田守の「竜とそばかすの姫」「名探偵コナン 紅色の弾丸」なんかはもう一度見たいと思わされた。

「竜とそばかすの姫」は細田守作品の中でもかなり良かった方だと思うけど、あまり注目されてないのが残念。

あと洋画全然観てないし、古典にも全然触れてないから来年はもう少し触れる映画の幅を広げたいな、とこっそり思っている。

演劇

「崩れる」

舞台演劇にみんなもっと触れてほしい

そもそもこの"アマヤドリ"という劇団のレベルが高い。全身を使った表現と抽象性が持ち味であるが、それらを排除して丁寧な会話劇をやらせてもこんなに面白いのか、と驚愕した。

決してリアルではないけど、演劇をリアルに魅せるということがしっかりと達成できていて、120分にも渡る会話劇がまるで飲み物かのように一瞬にして呑まれて消えていってしまった。

"アマヤドリ"は毎回観てるけど、ハズレが無いから信頼できる。

その他

池袋ポップアップ劇場という場所で、かなり手頃な値段で色んな劇団の作品をオムニバス形式で見れると知ったのが今年のハイライト。

そこで知った"排気口"という劇団の「金曜日から」という作品を観に行ったが、これもかなり面白かった。こうやって色んな劇団を知れるようになるのが良い。来年は一月に一回くらいは演劇も見たい。

マダミス

「チュウニーようちえんと漆黒の鐘」

中2病全開のRPが楽しすぎる…!!!

RPの醍醐味が存分に味わえる。続編もたくさん出ていて、同じシリーズを同じメンツで通過するのはさぞ楽しいだろうな、という印象。なお私は…。

そんな難しくはないので気恥ずかしさとか捨ててもらえればマダミス初心者にもオススメかも。

「Smoker's Panic」

かなり手頃にできるマダミス。続編も含めて短編みたいなものがたくさんあって、1つの作品を気軽にプレイできるところが魅力。

とはいえ、推理はかなりの本格派でRPもしっかり楽しめるようになっている。これもマダミス初心者におすすめしたい…!

「狂気山脈 陰謀の分水嶺」

前2つよりかなり重厚感のある作品。ガッツリマダミスやってみたい人はこれ。まだ僕も全部通過しきれてない。

ボートゲームっぽい要素も多くあり、推理をガッツリ楽しめる。雰囲気がいい感じに妖しくて、クトゥルフ神話TRPGの流れを汲んだ作品とのこと。

3部作のうちの3つ目を来年通過する予定なので今から楽しみすぎる。

その他

ゲームマスター、プレイヤー、そしてシナリオに恵まれて今年プレイしたマダミスは面白いのばっかりだった。

ここで紹介しきれなかったマダミスは、Twitterの方で10選として選ばせていただいた。それでも選びきれない…!

来年もマダミス楽しめるといいな。

終わりに

結構偏った趣味なので、どのジャンルも広く浅くみたいな向き合い方してるけど、個人的に気に入ったものを取り揃えているので、機会があればぜひ触れてみてもらいたい。

正直積んである本だったりなんだりが沢山ありすぎる。それと反比例して時間が不足しているのが辛い所。とはいえ、コンテンツが充実している現代人の宿命なので致し方ない。

来年もぼちぼち色んな作品に触れていきたい。出来れば幅を増やしたいなと思ったり。時間を効率的に使っていく、というのを今年テーマにしていたけど、来年はより一層気を付けていきたい。

というわけで、1年間ありがとうございました。来年もよろしくおねがいします。

オマケ

画像のラーメンは、御徒町駅の"鴨to葱"

美味しいと話題の店だけど、実際行ってみたら40分並ぶ価値のある美味しいラーメンだった。親子丼も「呑める」と聞いていたのだがその下馬評通り。親子丼を「呑んだ」のは始めて。

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