記事一覧
出版ふりかえり(著者生活12周年記念)
ことし(2022年)は、初の自著を出版して12周年です。
「世の中はらせん的に変化する(12年周期)」と考えているので、勝手ながら、いったんここでふりかえってみようかと思います。
「どうすれば出版できるの?」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、あまり参考にならない予感もしますので、もし読まれる場合は期待なさらずにお願いします!w
でもって「初の自著」は2010年なのですが、「初の出
「わらしべ長者」っぽい人生とは
やわらかアタマになる「考材(考える材料)」をつくっている仲山です。こんにちは!
(楽天大学学長なので「がくちょ」と呼ばれています)
竹林一さんの新刊『たった1人からはじめるイノベーション入門』のなかに、「エフェクチュエーション理論は、わらしべ長者理論だ」というハナシが出てきます。
「エフェクチュエーション」は、ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモン教授の弟子であるインド人経営学者のサ
「共通言語のある顧客コミュニティ」のつくり方──楽天大学立ち上げの経緯
仲山(仲山考材代表/楽天大学学長)です。こんにちは!
おかげさまで、楽天市場出店者の学び合いの場「楽天大学」を2000年1月に立ち上げて21周年になりました。
ここ数年、「楽天大学みたいなもの(共通言語のある顧客コミュニティ)をつくりたいので話を聞かせてほしい」という相談をいただくことが多くなってきました(プラットフォーム型のサービスを展開している企業さんが多いです)。
「楽天大学立ち上げ」
Nizi Projectに学ぶ、人材育成と組織開発のヒント
図解マニアの仲山(仲山考材代表/楽天大学学長)です。こんにちは!
「子どもが憧れる、夢中で仕事する大人を増やす」ために「考える材料(考材)」をファシリテーションつきで提供する仕事をしています。テーマとしては「指示命令のない自律自走型の組織文化・チームづくり」や「人が育ちやすい環境づくり」などを探求しています。働き方がちょっと変わっているので「自由すぎるサラリーマン」と呼ばれることもあります。
才能が開花する環境のつくり方
菊原志郎さんとの共著『サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質』(2019年11月30日刊)の「はじめに」と「目次」をアップします。
----
はじめに サッカー好きなふつうの社会人が、かつて「天才」と呼ばれたサッカー人と知り合って、しかも「育成」を仕事にしているという共通点で意気投合し、1年間にわたってマンツーマンで話を聞けることになったとしたら──いったいどんな学びを得られるこ
変化の激しいECの世界で「20年間ずっと変わらないこと」
拙著『まんがでわかるECビジネス』(2019年11月20日刊)の「はじめに」と「あとがき」をアップします。
----
はじめに変化の激しいECの世界で「20年間ずっと変わらないこと」
「わが社もいよいよEC(Eコマース、電子商取引)ビジネスに取り組まなければいけない」
「会社からECサイトの立ち上げを命じられた。しかもほぼ丸投げ」
「ECサイトを立ち上げたけど、全然売れない」
「売れるようにな
商売スタイルの考え方は、イニエスタから学べる
Jリーグが開幕しました。「ヴィッセル神戸 vs. セレッソ大阪」をDAZN観戦。ボール支配率62%の神戸が0-1で敗けました。
ぼくはサッカーを商売(ネットショップなど)に置き換えて考え事をするのが趣味なのですが、
「ボール占有率を高めるスタイル(神戸) vs. カウンターを活かすスタイル(C大阪)」という構図は、ボールを「お客さん」に見立てると商売に通じてくる気がします。
「お客さんと
なぜサッカーでは「2対0はセーフティリードではない」と言われるのか
この点について、拙著『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』より抜粋してみます。
「メンバーがどのような動きをするか、互いに予測できる力」を「予測力」といいます。
サッカー監督が主人公の漫画『ジャイアントキリング』では、状況が変わったことにより予測力が下がって失敗するシーンが描かれています。「2対0で勝っていたチームが逆転されるシーン」です。
サッカーでは、2対0はセーフティリード
組織にいながら、自由に働くには?
拙著『組織にいながら、自由に働く。』(2018年6月15日刊)の「はじめに」をアップします。
実際の本に掲載されたものではなく、削られる前の「ボリュームが多いバージョン」です。
----
はじめに
◆組織のレールから外れた私が、なぜか注目されるようになってきた。
ついこの間まで「組織でレールから外れた変人」に過ぎなかった私に、「その自由すぎる働き方は新しい。ハナシを聞かせて」という依