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東金タイムカプセル~ココロノヒミツ~➂

ミュージックビデオ撮影

東金でMV撮影をすることになり、回想シーンで出てくる女子高生役を
是非、地元の女の子にやってもらいたいということでした。

地元の高校の演劇部に公募かける?
あと2か月足らずで?
手続きとか含めたら間に合わないなぁ
どうしようか悩んでた時に
ピンと思い浮かんだのが今回のMVに出てくれるている女の子でした。

彼女は知人の娘さんでもあり、僕の美容室のお客様でした。
顔だちもきれいでノリもいいので引き受けてくれるだろう
と思いオファーしました。

「え!?私でいいんですか?私でいいならやります。」

と演技経験も何もないのに快諾してくれました。

TЯicKYさんと監督さんに写真を送ると
可愛いからこの女の子でいきましょうと即決。

あとは脚本を待つだけでした。

TЯicKYさんと監督と東金の下見

8月29日
また例のように監督さんを東金魅力ツアーにご案内しました。
東金タイムカプセルの歌詞に出てくる末無公園、駅前の駐車場やジャスコ(サンピア)にも足を運び監督がイメージを膨らませます。
僕もMVの撮影の制作から携わるのは初めての体験だったので
楽しみながらやらせてもらいました。

東金タイムカプセルに出てくる場所

下見も終わって数日後、TЯicKYさんから不穏な連絡がありました。

TЯicKY
「監督さんが、鈴木さんにもMVに出演してほしいとのことなのですがどうですか?」


「え?俺が出るんすか?こんなおっさんが出てもしょうがないでしょ?」
心の中では絶対に嫌だと思ってましたw

TЯicKY
「大丈夫です(おっさんの役なのでw)20年ぶりに東金に帰ってきた男が駅に降り立つとこのシルエットだけですので。」


「あぁ、まぁ、それだけならやりますよ・・・」

とハッキリとこのやり取りは覚えてますw


MV撮影当日

撮影当日、女子高生役の子のマネージャー兼ヘアメイクのスタンスで
意気揚々と現場に行きました。

当日渡された脚本を見てみると

明らかに自分の出番が多いように感じましたが気のせいだろーなと思いながら東金駅に歩いていきました。

監督
「じゃあ、鈴木さんとりあえず20年ぶりに東金駅に帰ってきた風に駅舎から出てきてください。」


「ああ、はい」
(まあそこからMVが始まるからな~)

監督
「鈴木さん、とりあえずこのカプセル拾い上げてもらっていいですか?」
「鈴木さん、とりあえず跨線橋を歩いてもらっていいですか?」
「鈴木さん、とりあえずブランコ乗ってもらっていいですか?」
「鈴木さん、とりあえず公園は走ってもらっていいですか?」
「鈴木さん、とりあえずブルーベリーのガム噛んでもらっていいですか?」
「鈴木さん、とりあえず歌ってもらっていいですか?」

と乗せに乗せられ気付いたら夕方まで芝居させられていましたw

これ完全に撮れ高女子高生と同じくらいあるよなw

大根役者の私を差し置き、演技未経験と言っていた
女子高生役のみのりさんは初めてとは思えないほど
自然な演技でした。
うむ、私の目に狂いはなかったw

東金駅の跨線橋

まず監督さんの演技指導が素晴らしい。
ど素人2人が緊張せず自然体でいられるように常に
気を配りながら撮影を進めてくれました。

ガラケーを初めて見る様子

最初は心の中ではブーブー言ってましたが
逆にこんなことやってる商店街の理事長なんていないだろうなと、
何事も経験だとハイパーポジティブに切り替えましたw

TЯicKYさんの「恋とはソーシャルディスタンス」という曲のMVも
この監督さんが制作したということで拝見してたのですが、とてもセンスが良かったので仕上がりはかなり期待ができるなという思いと
自分がMVに出るという不安との間で日々過ごしましたw

1日の撮影を終えての


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