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【Airtable】 ”最後に残った”プラットフォームの勝者になるか?(2)【ノーコード・ツール】

「Airtableが、ビジネスアプリの基盤を提供する「プラットフォーマー」になる。」という話、その2です。

前回記事では、まだ残存されているパイ(ビジネスアプリのプラットフォーム)をAirtableが奪いに行っている、というところで話が終わりました(前回の記事も見てね)。

今回は、Airtableは、「どんな強みを持っているのか」ということに着目してみましょう!

※多分に、筆者の個人的な見解を含んでおります。ご了承ください。

Airtableは、ビジネスアプリの「基盤」なのだ。

前回に続いて、TechCrunchの記事に掲載されているGreenoaks Capital社(投資会社)の partnerであるNeil Mehtaさんの言葉を引用しますよ。

「Airtable は、強力なビジネスアプリケーションに組み入れることができる基本的なソフトウェア・プリミティブをビジネスユーザーに提供することで、ユーザーの日常的なワークフローの中心となっています。しかし、同時に、チケット販売、コンテンツ管理、CRM などの非常に複雑なエンタープライズユースをサポートするために十分な拡張性とスケーラビリティを備えています。」(「Airtable is now valued at $5.77B with a fresh $270 million in Series E funding」より引用。Deeplで仮訳後、筆者修正)

うん、分かりにくい😂。まず、前段の意図はこんな感じでしょう。

Airtableは、ビジネスアプリに「組み入れ」られます。つまり、Airtable単体で何かを解決することが本来の強みではないですね。じゃあ、何なのよ?「基本的なソフトウェア・プリミティブ」って何よ?

ようは、Airtableは、「ビジネスアプリの基本部分を構成する基盤」だ、と言っています。「劇場」で例えるなら、「舞台やその装置」です。「舞台装置」だけを眺めても面白くない。

私たちが楽しみたいのは、「演劇」であって別に「舞台装置」じゃない。ただ、Airtableは、あらゆる演劇にも対応可能な「スーパー舞台装置」ということです。ユーザーは、その「スーパー舞台装置」をフル活用して、好きなように演劇(ビジネスアプリ)を作ればいいんです。やれ照明が足りないとか、音質が悪いとか、基礎的な部分を心配する必要がない。

ということで、ポイントは、『Airtableは、ビジネスアプリの「基盤」である』ということでした。

Airtableは、拡張性が高い

じゃあ、後段を見てみましょう。「チケット販売、コンテンツ管理、CRM などの非常に複雑なエンタープライズユースをサポートするために十分な拡張性とスケーラビリティを備えています。」とあります。

Airtableは、「ビジネスアプリの基盤」であることは分かりました。でも、何に使いますか。社内ウェブサイトのCMS(コンテンツ管理システム)としてでも使いますか?

確かに、そんな使い方にも適しています。現に、Airtableは、「ヘッドレスCMS」として位置づけられることもあります。

Using Airtable as a CMSより引用転載

「頭がないCMS」って、どういうことでしょう。上の図から分かるように、「フロントエンドを持たないCMS」のことですね。ユーザーが触れる部分は、別のサービスが担当して、Airtableはあくまでバックエンドに専念します。自己完結(フロント+データベース)するサービスと異なり、表と裏で役割分担しているんですね。

再び劇場に例えるなら、「演出家」と「舞台装置家」それぞれがプロとして自分の仕事に専念する感じでしょう。

「演出家」(ビジネス側の人)は、裏方のことはプロ(Airtable)に任せられるので、複雑な演出も可能になります。でも、話はそこで終わりません。

Airtableは、「十分な拡張性とスケーラビリティ」がある、と言っていますね。これは、どういうことでしょう。

演出の規模やニーズに応じて、舞台面積をドカーンと大きくしたり、照明の数をドどどーんと増やすことができる、ということでしょう。

Airtableの代表的なお客様がNetflixです。Netflixのサービスにおいて、Airtableがどんな使い方をされているかは知る由もないのですが、Netflixの多様な、かつ、大規模なサービスをAirtableが支えているとすれば、その拡張性はとても高いでしょう。

Airtableは、「小さなものから、大きなものまで♪」(分かります、この歌?😂)いろんなビジネスアプリを支えることができる、ということですね~。

ということで、Airtableは拡張性が高い、そんなお話でした~。

まとめ

記事2つ分をまとめましょう。

・Airtableは、「ビジネスアプリのプラットフォーマー」という、残された椅子を狙っている。
・Airtableは、ビジネスアプリの強力な「基盤」である。
・Airtableは、大規模で複雑なものまで対応が可能な「拡張性」を誇る。

以上でございます!お楽しみいただけましたか~😆。

別に私はAirtableに詳しいわけでもなんでもありません。ただ、1兆円という文字通りケタ違いな資金調達をする企業(とサービス)がどうなっているのか知りたかったので、少し調べて共有しました。

もちろん、Airtableを使えるようになりたい、という意欲は上がりました。私のなかでAirtableが絶賛!人気沸騰中です😄。今後もAirtableについて、紹介していきたいと思います。

では、ビーダゼーン!

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