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あなたを陥れる!悪意のあるデザイン「ダークパターン」とは?

あなたは、ネットショッピング中に「あれ?なんか変だな…」と感じたことはありませんか?もしかしたら、それはダークパターンという巧妙なワナのせいかもしれません。

ダークパターンとは、私たちを騙したり、勘違いさせたりするようなデザインのことです。気づかないうちに不要なものを買わされたり、個人情報を抜き取られたりする危険性もあります。

今回は、『情報セキュリティ10大脅威 2024 知っておきたい用語や仕組み』(IPA、2024年)を参考にして、そんなダークパターンの手口や対策について解説します。早速いってみましょう!

ダークパターンって何?身近に潜む巧妙なワナ

ダークパターンは、私たちの行動を不利な方へ無意識に操るデザインです。例えば、ネットショッピングで「残り1点!」と表示されて焦って買ったり、無料お試し期間のつもりがいつの間にか有料会員になっていたり…そんな経験ありますよね?身に覚えがあり過ぎるw。

ダークパターンは、悪意を持って作られている場合もあれば、売るためについ力が入ってしまった結果である場合もあります。いずれにしても、私たちにとっては不利益になることが多いので、注意が必要です。

7つの手口を知って、ダークパターンの罠を見抜こう!

ダークパターンには、様々な種類があります。ここでは、代表的な7つの手口を紹介しましょう。

  1. 強制: 会員登録しないと商品が見られない、なんてサイトはありませんか?必要以上に個人情報を集めようとするのも、ダークパターンの一つです。

  2. 干渉: 巧妙な言葉遣いやデザインで、私たちを誘導します。「限定価格!」「今だけ!」という言葉に踊らされて、不要なものを買ってしまうことも。う~ん、多少仕方ない気が?

  3. 繰り返し: ポップアップ広告が何度も表示されたり、しつこくメールが送られてきたりしませんか?

  4. 妨害: 解約したくても、手続きが分かりにくい…そんな経験はありませんか?解約メニューはどこにあるのよ~?とか。

  5. こっそり: 無料お試し期間が終わったら、自動的に有料会員に…なんてことも。気づかないうちに、お金を払わされているかもしれません。

  6. 社会的証明: 「多くの人が購入しています」という表示や、サクラのレビューに騙されていませんか?はい、私も騙されている気がw。

  7. 緊急性: 「タイムセール!」「残りわずか!」という言葉に焦って、冷静な判断ができなくなっていませんか?これもダークパターンの常套手段です。これも冷静な判断を停止させるのでダメなんですね…。

ダークパターンはなぜ生まれる?悪意だけじゃない理由

ダークパターンは、なぜ生まれるのでしょうか?もちろん、悪意を持って行われている場合もありますが、必ずしもそうとは限りません、というか、ほとんどそうではないのかもしれません。

企業は、商品やサービスを売るために、あの手この手で私たちを惹きつけようとします。その結果、行き過ぎたマーケティング手法がダークパターンになってしまうこともあるでしょう。

ダークパターンに踊らされない!今日からできる対策

ダークパターンに騙されないためには、どうすれば良いのでしょうか?

一番のポイントは、可能なら一呼吸おいて買い物をすることでしょう。私は急いでもないのに買いたくなっちゃったときは、カートに入れておいてチェックアウトせずに、放っておきます。あとから見ると冷静に判断できることが多いですからね。

また、上に示したダークパターンの種類を知っておくだけでも効果があるのではないでしょうか。「ああ、これもダークパターンね…。」と冷静になれます。

ということで、本日はダークパターンに注意しようというお話でした!

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