【Airtable】スプレッドシートを「再発明」する(4)(ノーコード・ツール)
Airtableの生い立ち第4話です。第1話をご覧になっていない方は、第1話からどうぞ😄!
資金を調達して豊富な「ビュー」を提供する
2015年からは、資金調達と多くの機能実装が加速していきます。
Airtable製品は、2015年に大きな可能性を秘めて始まりました。ユーザーは、Airtableを使って、使いやすいグリッド(スプレッドシートの典型的な格子状のビュー)にデータを整理することができるようになりました。
次には何が必要でしょう?そう、豊富な「ビュー」の構築です。すでにAirtableユーザーにはおなじみの「カレンダービュー」や「かんばんビュー」です。これが提供できれば、より直感的で便利に情報整理ができるようになります。
しかし、より多くの機能を拡張・実装するには資金が必要でした。
シード・ラウンドで資金調達成功
2015年2月、Airtable社は、シード・ラウンド(資金調達ラウンドのうち、もっとも初期のもの)で、300万ドルを調達することに成功しました。この信金調達の後、2015年3月、Airtable製品は、ようやく一般に公開されました。
このとき、Airtable社は、製品のテンプレートも公開して、人気を博したようです。しかし、Airtable社は、ユーザーがAirtableを想像以上にクリエイティブな方法で使うことに驚きました。
「ユーザーがいかに製品を使うか」というフィードバックが、Airtable社の想像力を多いに掻き立てたようですね。
APIビルダーと埋め込みデータベース
Airtable社は、勢いは止まりません。2015年4月、Airtable社は、APIビルダーと埋め込みデータベース機能を発表しました。
APIビルダーは、ユーザーが基盤となるデータベースからレコードを取得し、そのデータを外部のアプリやWebサイトに統合するための機能です。
Liuさんは、長い間、Airtableを通じてアプリケーションを作成する機能をユーザーに提供することを目指していました。このAPI Builderは、その目標を達成するための拡張でした。
一方で、埋め込みデータベース機能は、AirtableのAPIを操作するための技術的な知識が不足している、技術に精通していないユーザーに歓迎されました。この埋め込みデータベース機能で、Airtableの機能を大いに拡張することができました。
ここまででも資金調達と開発のスピードが実感できるのですが、Airtable社の資金調達は止まりません。。。
今日はここまで~。
では、ビーダゼーン!
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※主な参照文献は、次の通りです。
How Airtable Became a Unicorn by Reinventing the Spreadsheet
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