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東日本大震災から12年を越えて…

1.被災され亡くなられた方々の13回忌に心を寄せます

 2011年3月11日、14時46分発生の東日本大震災から12年を迎えた2023年3月11日、被災され亡くなられた方々の13回忌に心を寄せて、陸前高田市から宮古市までを駆け足でしたが目に焼き付けて来ました。
 この大震災では、私も、同業同志で高校同窓の先輩ご家族様はじめ多くの大切な方々を失いました。一方、情報ライフラインである新聞の販売店経営者であるがゆえ、物理的に不可能な多くの難題を抱えていた中、今では理不尽とされることも「亡くなっている人がいるんだから死ぬ気でやれ!」とまで強いられたあの時を決して忘れません。
 そして、いつも業務契約の甲側でありながら、乙である新聞販売店の現場に常に寄り添うお取引先様の部長『たあぁ~』さんの7回目の命日でもある3.11東日本大震災から12年目を越えたあとの新聞休刊日にnoteを記します。

2023.3.11 岩手県陸前高田市 防潮堤 献花台

2.東日本大震災の節目の年が自分にとっても節目の年

 失った大切な方々の13回忌という節目の年である2023年。本年は自分にとっても節目の年となっていたことに気づかされました。
 代々の生業としてきた新聞販売業、弊社は複数銘柄を取り扱う複合新聞販売店ですが、筆頭取引販売量のある新聞社様との契約から110年。長男が大学を卒業し社会人として独立が決まり、次男は就活を伴う大学4年となり、三男は新成人となっての20歳となる大学2年。自社経営は新聞販売業を継続するコア事業としながら未来の常識となるコンテンツを日常業務ツールと共にピースを揃えて起動しました。

12年前の3.11地震発生後、当時小学6年生の長男がくれた手紙

 弊社創業136年。親子代々「新聞販売業をビジネスモデルとして極める」だけに拘って今日まで貫き続けて来ました。高度経済成長期の就労人口も多く情報源として新聞しか選択肢が無かった時代のぬるま湯につかったままで、広告収入が多かった時代の収益も設備投資や従業員への適性報酬分配ではなく高級車やゴルフ会員権や海外旅行に消費し今日を迎えている他店様も知っています。常に内部留保に心がけそれを設備投資し県内業界の誰よりも挑戦し県内業界の踏み台となり作り上げた弊社の仕組み・文化・業務品質を超える県内新聞販売店様を残念ながら私は知りません。新聞販売業を極めた自信がある!それは正に、12年前の小学6年生だった長男と共に持っていた我が家のDNAだと思います。
 …そして、筆頭取引販売量の契約新聞社様の代表取締役社長が2月27日の取締役会で交代した節目の年。

3.忘れない…そして未来へ

 親子代々、創業から136年間、一意専心で極めてきた新聞販売業の世界で培ったことが今は気づけていなくても、次の未来に必ず活きる時が来ると信じています。一つ一つの積み重ねが未来に繋がると信じています。今を極めて一番に成らずして紐づく別のことを極めれはしない。
 経営の神様「稲盛和夫」氏が話される『一点を思うこと』が強烈なパワーを生む教えのように、気が狂ったように物事の一点に絞って考え込んできたこれまでの新聞販売業だけの『狂(今日)』から、変わり続ける未来のための『興(今日)』への挑戦を、親父を越えて大人に成長した長男たちのために始めます。地球上で絶対に抗えないのは時間と重力だけど、それ以外はどうにでもなるから。
Innovation on Image with New Area
Reboot to IINA

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