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ヘルモードを久しぶりに読んでみたら面白かった

私は異世界転生ものが好きで、結構頻繁に読んでいる
今日はヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜というタイトルの異世界転生ラノベについてレビューしていく

レビュー

まあ、レビューと言っても私は小説のプロでもなんでもないのでただの感想文である。今まで20作品以上を読んできたがこれは非常に面白い部類に入る。転スラやリゼロを初めて読んだときのようなワクワク感があった。

軽いあらすじ

舞台は異世界(ゲームの中)で、ゲーム廃人の主人公があるゲームを始めるときに、最も難しいとされるヘルモードを選択したことをきっかけに、その世界に転生させられてしまう。
転生した世界は、ジョブやスキル、ステータス、ランクなどゲームに似たような設定を常識とした世界で、その中でも主人公は召喚士というジョブで、レベルを上げるためには周りの一般民よりも100倍もの努力を必要とする苦難を強いられる。しかし、元の世界でゲーム廃人だった主人公は、それさえも喜びとし、人一倍、いや人100倍の努力をもって世界最強を目指す、というようなストーリーの展開になっている。

感想

私はこういう「俺つええ系」の一個手前にある「陰の努力」を描くなろう小説が大好物である。最近アニメ化された陰の実力者もそんな理由でとても好きな作品である。このヘルモードは、レベルやランクという分かりやすい指標を使って主人公がどれだけの努力をして苦難に立ち向かっているかを明瞭に表現している。やっぱり数字が一番説得力を与えるのだろう。

他にも無駄な性描写が無かったり、敵や味方の強さのバランスが取れていたり、各キャラが愛情を持って描かれていたり、好ましい要素がたくさん含まれている。一番好きな要素は、やっぱり戦闘描写が簡潔かつ多く含まれているところだろうか。最近のなろう小説でよくある外交や商売、政治絡みの描写は、異性界の醍醐味である冒険譚の道から少し外れており、残念というか退屈な気持ちにさせられる。しかし、この作品ではそういった部分が最小限に描かれているのでとても読みやすい。やっぱり異世界転生ものは冒険譚という一つの軸を大切にしている作品が一番跳ねるし、一番面白い。

レビューは取り敢えずこんな感じで。
是非良いアニメ化をしてほしいなといったところである。
2023年春に放送されているアニメ「異世界でチート能力なんたら〜」は作画に難があり、せっかく内容が面白いのに残念な気持ちにさせられてしまった
良いアニメ化は2期や3期にも繋がり、作者の著作意欲の向上にも繋がるので、本作品の続きを読みたい私はそれを願うばかりである。


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