AT1債とは

AT1債(アディショナル・ティア1債)とは、銀行などの金融機関が発行する新しいタイプの金融債で、Tier 1(ティア1)という規制基準に基づいて発行されるものです。Tier 1債は金融機関が資本規制をクリアするために発行することが求められる債券であり、AT1債はその一種です。AT1債は、一部の債務が不履行になった場合に、株式に変換されることがあります。これによって、銀行の資本基盤を強化することができます。ただし、AT1債は一般の債務者に比べてリスクが高く、利回りが高い場合があります。

AT1債の魅力
金融機関が発行する証券の中でインフレ期待を上回る利回りを提供する唯一の資産

低金利下の運用利回りを底上げする商品として、欧米の運用会社・年金基金に加え、アジアを中心とする富裕層の投資家にも人気が高かったようだ。

金あまりの現代に、投資家がリスクを軽視していたのが問題の本質で、商品の仕組みに欠陥があるわけではない

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