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風土風土の流れ〜

初めて天真体道(新体道)の合宿に参加したのは
もう二十数年前の富士山の麓の山中湖でのことだった。

一番嬉しかったのは
滅茶苦茶に稽古はハードなのに、底抜けに明るい稽古人達がいて
みんなが子犬がじゃれる如くに天真爛漫に戯れてたこと、、、
ここには何かがあると強く感じた。

何かを求めに求めてやって来て出会えたわけだ。
ただ、その時は、それに全くついてけなくて、
どん底につき落された感じだった、、、

さて、夜には創始者への質問会があった。
そこではあれだけ稽古でピカピカ輝いてた人が
様々な悩みがあるのに驚かされた。

あるピカピカの女性は職場の人間関係に悩まされて質問していたが、
創始者の答えは、稽古の世界も娑婆の世界も必ずそこに法則(ルール)があり
それに則って進んでいる。

そのルールを掴めば良いとのお話だった。

今、ネパール社会へ思いっきり楽しく入身し続けてるが
急に昨夜その女性の質問への回答が思い出されて、
そうなんだよな~と二十数年をかけて合点しつつある?

その国その国、その土地その土地、
その社会その社会にはルールや”流れ”が厳然としてあり
それに変に逆らうのでなく、則り進むことが大切で、
それを掴んでひとたび”波”=ルールに乗れれば、
なんてことはないのだ。

だから、例外無く誰もが出来得ること。

それは周りの嫌いな人にも好きな人にも、
石ころにも空気にも鳥にも木にも霊にも感謝という流れへ
入っていくのだろうが、力みを取りなさい無になりなさいと、
稽古で何度も何度も教え続けられてきたことに過ぎない。


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