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幸せとは何だろうか~タイタニックを観て思った事~

1年程前に近所のレンタルビデオ屋さんで借りてきて、映画タイタニックを初めて観た。もちろん以前からタイトルは知っていたが、観る機会はなかった。時間ができたのでネットでおすすめ映画を調べていると、どのサイトにも必ずタイタニックが載っており、そんなに面白いのかなと思い観てみることにした。

結論から先に言うと、素晴らしい映画だった。返却するまでに5回観た。やっぱり名作と言われる作品には、それだけの理由があるんだと再認識した。

おそらく多くの人がタイタニックを観たことがあると思うので、ここでは詳細は書かないが、豪華客船タイタニック号で繰り広げられる人生ドラマである。様々な階級の人が乗っており、過ごす空間、食事なども大きく違う。そんな世界で、階級の大きく違うジャックとローズのラブロマンスが描かれている。

面白い。感想を一言述べるとしたらそんな陳腐な言葉になるのだが、それ以上に私は強くこの映画に惹かれた。鮮明に覚えている1シーンがある。ジャックとローズが階級の高い人達の食事会を抜け出して、最下層の人達が集まる場所で陽気な音楽の中、お酒を飲みながら楽しくダンスをするシーンである。そこで楽しく踊る人たちの幸せそうな笑顔が強く心に残っている。

お金や名声、地位などは確かに素晴らしい。それらに幸せを見出す人も多いと思う。しかしそれは時として、その人の自由を奪ってしまうことがある。生きていくために最低限のものがあれば、自由と、一緒に笑うことのできるパートナーや友達がいることの方が幸せだなと、私はこの映画をみて思った。そして、自分の人生、元気に生きていくために必要なお金は今の所あり、それなりの自由もある。一緒に笑うことのできる人たちに囲まれて、幸せな人生を送っているなと、なんだか少し嬉しくなった。

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