【私の乳がん日記】読了~くもをさがす~
~今の私には読むには早かったかもしれない~
乳がんの告知を受け、乳がんサバイバーにセカンドオピニオンなどの相談をした時に
「西加奈子さんの くもをさがす って本読んだ? 自分は読んでみようと思ってる」的な話しになり。
その時は知らなかったけど、乳がんを患っていた時の実話と聞き、
入院する時に持っていって読もうかな。くらいの気持ちで子ども達と本屋に行った時購入。
入院前なのに読み始めてしまった。
本を読むことが好きで、活字中毒と言われたこともあるけどココ最近はネットで読むことが増えていて(持ち歩くのが重いと感じ始めて)、久しぶりの紙書籍だった。
GWに入ったこともあり、時間だけはたっぷりとある。
いつもなら一気に読んでしまうのだけど、ところどころもう少しで自分事になってしまうのだ。という焦燥感?恐怖?読み続けることが出来ず、4日かけて読了。
同じトリプルネガティブというサブタイプだったこともあり、これから受ける抗がん剤治療の副作用の心構え的な気持ちで読み始めたけど…
覚悟は出来てるつもりでもぐるぐるととりとめのないことを考え始める。
私はこんなに俯瞰して自分を見つめることが出来るだろうか。
「ガン」って一昔前より身近だし、告知されたからとすぐ死に直結してるワケではないと理解しているつもりでも
やっぱり普通に暮らしている時よりも死に近いわけで。
目標をもって治療に臨もう!と思っていたけれど、当面の目標である次女の卒業式に出ること。を達成すると気が抜けてしまうのだろうか。
娘たちのベールダウンを出来たらもう次の目標は浮かばないのではないだろうか。
人は目標がないと頑張れないものなのだろうか。
ぐるぐるぐるぐる
病は人を哲学者にしてしまうのかもしれないね。
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