MTGのデッキ作りの過程を記事にしてみた。(2.カード採用)
はじめまして。しんくんです。
趣味はマジック・ザ・ギャザリングです。
最近では専ら友人とEDHを楽しんでいます。
本アカウントでは、私がデッキ作成する過程を何回かの記事に分けて投稿していきます。
今回は、その第二回になります。
第一回はこちら。
今回は、前回作成したデッキ採用枠に合わせてカードを採用していく過程を記事にします。
まずは、デッキ作成に利用するサイトをご紹介します。
晴れる屋さんのデッキ構築機能です。デッキ構築を行ったらそのまま購入できる素晴らしいサイトです。
MTG Wikiです。長い年月と愛情をかけて整理されたこのサイトはあらゆるカードの所感のみならず、類似カードのリストまで書かれています。
最後に、Wisdom Guildです。あらゆる条件でカードを検索できるの最高のデータベースです。
どれも大メジャーなサイトですが、第一回で作成した採用リストを掛け合わせて効率的に利用していきます。
1. デッキ構築機能で枠の作成
まずは採用枠に合わせて、デッキを作成していきます。
しかし、最初から100枚のデッキを作成しようとすると、どの枠のカードを何枚採用していたか分からなくなり、混乱のもとになります。
そこで、まずはデッキ構築機能内で採用枠毎のデッキを作成し、後ほど合体する方法をとります。
採用枠は(太陽の指輪を除いて)7つ作成していました。
土地~シナジーまでを以下のようにそれぞれ7つ、デッキ作成します。
晴れる屋さんのデッキ構築機能の素晴らしい点に、デッキ毎の一括購入とデッキリストのインポート/エクスポートがあります。
枠単位で購入したり、枠単位でカートに入れてみて値段や在庫を確認したりできる点が非常に便利です。デッキ構築が完了したら、インポート→エクスポートで100枚デッキにまとめなおすのも容易です。
2. 各枠へのカード採用
カードアドバンテージ源 5枚
まずはアドバンテージ源から採用を検討します。
採用基準として、議事会の顎、ヴォジャが展開できない場合でも機能することが要点でした。
私は緑、白、赤の代表的なドローカードに知見が無かったもので、いろんなところからアイデアを引っ張ってきました。
まず、ネットサーフィンで初心者向けのサイト(またも晴れる屋様)から、
をピックアップしました。ピック基準は、価格と条件のバランスです。数多の声も良かったのですが、在庫がありませんでした。
あと2枚ですが、ピンとこなかったので、使ったことのあるカードから採用しました。
グレートヘンジはヴォジャが出ていないときに使えなさそうですが・・・クリーチャーを多用するデッキということで、相性は悪くなさそうです。
カルドハイムへの侵攻は、強く使うためには
・手札の多い
・捨てたカードが使いきれるほどマナコストが少なめ
という相反する条件を持つカードですが、使ってみると不安定さが面白かったのでお気に入りです。
本デッキにおいては、マナクリーチャーのコストが低くなりそうな上に速攻までついていたら実質0マナでプレイできそうなので、捨てたカードを使いきれないということは考えづらいです。手札の多いタイミングで展開したいです。
速攻付与 7枚
全体に速攻が付与されるカードとして、ヤヴィマヤの火の採用は確定しています。他に類似カードがないか・・・ここで、MTG Wikiの出番です。
wikiでヤヴィマヤの火を調べると、「調整版熱情/Fervor」とあります。そのまま熱情/Fervorのページへ飛ぶと、主な亜種という欄にてまさに探しているカードのリストが表示されます。
この中から、マナコストが低い(ヴォジャよりも先に展開したい)という基準で7枚ピックアップして採用しました。
採用後の速攻付与枠が以下のようになっています。
ここでまた便利なのは、すでに所持しているカードを検討中に入れておけば、後ほど一括購入する際に買わずに済むことです。本当に便利なサイトです。
マナ加速/マナエルフ 20枚
ラノワールのエルフのみ確定しています。
先ほどと同様にwikiで検索して、マナエルフのリストを確認します。
ラノワールのエルフの同型再版も見つかりました。すべて採用します。
よく見てみると、「1マナ1/1で「(T):(緑)を加える。」」カードのみのリストのようです。
サイズもマナ数も、この条件に絞る必要がないので、このリスト以外もチェックしたいです。
ここで、Wisdom Guildの出番です。
あらゆる条件で検索できるこのサイトで、マナを出せるエルフを検索します。
以下の条件で検索し88件のカードがヒットしました。
ポイントは、カードテキストの条件を「加える」としているところです。マナを出せるエルフは相当数存在しますが、そのテキストの書き方は様々です。
以下は検索結果の1ページ目ですが、この範囲でも「~点を加える」「(緑)を加える」などの表記が確認されます。まとめて検索したいため、「加える」のみで検索しました。
(絞る色、間違えてるな・・・白を外して黒を入れている・・・)
ここからマナクリーチャーをピックアップしました。基準はマナコストが少ないことです。パワー、タフネスはヴォジャが強化してくれるので、とにかく取り回しが重要です。
しかし20枚ほど必要だったので、細かく選定はしていません。
カードリストを眺めて見つけたのが、自身のパワーを参照してマナを加えるエルフたちです。
ヴォジャと高相性に思えるので、優先採用します。
採用枠は20枚ですが、こんなにあると在庫切れの可能性も高そうなので、多めにピックアップして以下のリストになりました。
また、エルフではないのですが、個人的な趣味で耕作と木霊の手の内を採用しています。
安くて強力な好カードで、緑を採用する場合は毎回採用したいカードなのです。本デッキへの相性でも、3ターン目に耕作→4ターン目にヴォジャの流れで1ターン早く着地できますし、3色も確実に確保できます。
シナジー(エルフ/狼/多相) 20枚
いよいよデッキの主力部分、シナジーの採用枠検討になります。
しかしこれまでの検討により、このデッキの中心戦力はヴォジャに依存させて、シナジー枠にはエルフ/狼/多相であること以外は要求されていません。
そこで今回は、シナジー枠には可能な限り他枠の仕事を兼務させることを意識しました。マナ枠はしっかり枚数を裂いたので、ドロー、除去、サポートなどの仕事を任せたいですが、中でも枠を大きく削ってしまったので、除去の仕事を任せたいところです。
まずは多相クリーチャーを採用します。
これもWisdom Guildで検索を試みましたが、Wikiを見てみると、英語で検索するのが良さそうです。
検索結果から色の合うものを10枚以上採用しました。
特記カードは以下の2枚です。それぞれ、ドローと除去の仕事が持てます。
次はエルフ/狼から検討ですが、まず真っ先に採用したいカードがあります。
トルシミールです。
セレズニア議事会の福音者、トルシミールは過去3度カード化された伝説のエルフです。いずれのカードも、相棒の狼を同時に展開する能力を持ちます。実はこの狼が単独カード化されたものが、議事会の顎、ヴォジャなのです。
これはデッキとの相性で考えても、フレーバーを考えても、採用するしかありません。
残りの枠は、エルフと狼から以下の条件で検索しました。
除去能力を持ったエルフを検索します。
流石にエルフにクリーチャー除去はいませんでしたが、エンチャント/アーティファクトを除去できるエルフは4枚見つかりました。
後は迷いましたが、除去できるカードはもうなさそうなので、別の機能を任せたいですが・・・そういえば検討していて採用していない戦術がありました。
追加の戦闘フェイズを得るカードによって、ヴォジャの誘発回数を増やす。
2段攻撃を付与すれば、統率者ダメージ21点が狙えそう。
+1/+1カウンターが大量に乗るので、シナジーのあるカードを採用したい。
エルフ/狼の中にこれらの能力を有するものがいれば採用したいですが・・・探してみるといました。
+1/+1カウンターとのシナジーがあるエルフです。
これでシナジー枠は以下のようになりました。
例のごとく在庫切れを考慮し、枚数を多めにピックアップしています。
全体除去 3枚
神の怒りのようなクリーチャーの全体除去は流石にデッキにマッチしません。マナ基盤ですらクリーチャーなのに・・・
検討しましたが、3枚も採用したいものが見つかりませんでした。
以下2枚を採用して完了します。
除去/サポート 6枚
枠がありませんが、ここまでの採用カードでクリーチャー除去がまったく採用できていないので積極採用したいところです。
除去カードに要求される機能には、以下のようなものがあります。
そのうち、盤面の優位はヴォジャに確保してもらうことに期待して、コンボの妨害に重きを置いて採用したいです。
となると、優先されるのはインスタントでマナコストが軽いことです。
逆に妥協できるのは、クリーチャー以外も除去できる汎用性です。
また、追加戦闘と二段攻撃も採用できるなら採用したいですが・・・果たして枠があるか。
とりあえず採用した6枚(全体除去が1枚足りなかったので、7枚)は以下になります。
ブラストダームが邪魔に見えるかも知れませんが、魂のカードなので必須です。シナジーはまったくないのでこの枠です。
追加戦闘は今を生きるを採用しました。クリーチャーが1体しかアンタップできない追加戦闘カードですが、ヴォジャが警戒を持っているので、2体で追加戦闘できます。
2段攻撃はボロスの魔除けにしました。除去モードでもプレイすることができます。
精霊界との接触は、魂力でプレイするつもりです。ターン終了時までの追放ですが、コンボの妨害であればこれで済む場合も多そうです。いざとなれば、ヴォジャの保護にも使えるかも。
土地
3色デッキということで土地配分が難しそうですが、以下をマスト条件として定めました。
土地配分を考えるとき、参考にしている早見表があります。
晴れる屋です。
60枚デッキ用ですが、記載の配分を1.66倍すればある程度アテにできるでしょう。
この早見表によると、以下の枚数が必要になるようです。
私の感覚より全体的に少ないですが・・・合計47枚の土地が必要になります。
ここで、多色土地を10枚+基本土地27枚を採用すれば、要求を満たすマナ基盤になるはずです。
いや多色土地少ないな・・・
とりあえずこれなら自宅に眠っている土地を採用すれば済みそうです。
これで、デッキが完成しました。
3. 最後に
今回は、枠に対するカードの検索方法や採用基準について考えていることをつらつらと記事にしましたが、またも助長になったように思います。
ちなみに、購入ボタンを押してみると案の定在庫切れが多々ありました。
次回は友人とプレイした感想を記事にする予定です。
…なお、実は本記事は先週書き上げたつもりが下書きに入ったままでしたので、もう友人とのプレイ済みです。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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