現金取引の廃止を!

日々いろいろなお客様の話を聞く中で、現金取引はデメリットが大きいなぁと考えることが多いので、少し整理してみます。

現金取引のデメリットとは?

例えば、9,000円の商品を10,000円で売り上げて、1,000円のお釣りを渡す場合です。手順としては、現金で10,000円を受け取りレジに入れ、レジから1,000円を取り出してお客さんに渡す。ここに手順に間違いがなければ、レジには現金9,000円が増えているはずです。

ここで、もし以下のような間違いがあればどうなるでしょうか。

  1. お客様から10,000円札を受け取ったつもりが、実は5,000円札だった

  2. お客様にお釣りで1,000円札を渡したつもりが、実は5,000円札だった

  3. 商品を売り上げたという記帳を忘れて、売上の計上が漏れてしまう

  4. 増えたはずの9,000円が盗難、横領されてしまう

1、2は単なる間違いなので、ご自身が損するだけでよいですが(よくないですが)、3は売上の隠蔽(!)ということにもなりかねません。4に至っては、せっかくの売上が一瞬でパーです。

このよう現金取引にはデメリットが大きいため、基本的に当事務所としては現金取引は廃止することをオススメしています。

どうすれば現金取引を廃止できるのか?

Squareなどの決済代行サービスの導入と事業専用のクレジットカードの作成を提案しています。

売上はすべて決済代行サービスで決済をする、仕入・経費などの事業の支出は、すべて事業専用のクレジットカードで支払うようにする。決済代行サービスはほとんどの決済手段に対応していますので、こうすることによって、問題なく現金取引を廃止できます。

また、その上で、決済代行サービスと事業専用のクレジットカードを会計ソフトfreeeに連携することによって、日々の会計処理を圧倒的に楽にすることが可能になります。

まとめ

もちろん個々の事情で、現金取引をゼロにすることが難しい場合もあると思います。また決済サービスには手数料が発生するというデメリットもあります。
ただ、現金取引の廃止には大きなメリットがあることも事実ですので、それらを比較して検討していただければと思います。





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