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夜中の最寄り駅

日本の中では都会の部類に入る街に住んでいる。
最寄り駅はいつも朝は満員電車である。
いかに人が少ない車両に入るか考えて乗る。
基本的に11番乗り場が少ないことを最近学んだ。
朝の喧騒はさておき、夜中に帰るとうってかわって静かである。その代わり異質な雰囲気だ。カップルなのかわからない男女がくっつき合い、ならず者のような人間がたむろしている。
田舎に住んでいる時は基本的に車か徒歩で移動していたので、自分からしたら珍しい光景である。
今も電車の中で奇声をあげるおじ様がいる。
みな必死で生きているのだ。
そう思うと、明日もとりあえず生きようと思える。
                                                         とみお

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