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3度目の3ヶ月上達法、師匠の決定から1巡目

7/30から3度目の3ヶ月上達法を始める。
2度目の3ヶ月上達法は半分で終わってしまっている。
今回も3ヶ月みっちりやるかは分からないが、やりたい事が3ヶ月上達法と同じなので、一応3ヶ月上達法としておく。


師匠の設定

今回の師匠は今までのフラットな絵柄とは打って変わって、描写メイン、しかもほぼ顔オンリーのS師匠。海外の方です。
マイブームの移り変わりが激しく、なかなか一定でいないのだけど、この方、定期的に氣になる。

そもそも絵の練習を始めたきっかけは洋画。
なのに、いつの間にかイラスト描いてた💦

なので、こちらの方が本来の目的に近い。

トーンの把握が圧倒的に違うからね〜。海外の方は。洋画の勉強にはもってこい!
S師匠はイラストよりな部分もあって、絵としてのバランスの取り方など身につけられたらいいなと思う。

師匠の、素敵だな〜、この能力が欲しい!と思う部分は、
艶やかさ、瑞々しさ、透明感。

特徴的だな〜と思うのはビビットな色使い、少しグロテスクな表現だったり、SF的なところ。
この辺は表層的な部分なので、寄せやすいかもしれないけれども、あまり重視はしないでおこうと思う。

自分的には、この師匠は無理がなく、合ってるんじゃないかと思う。
基本的に顔描くの好きだし、ワンモチーフはすごく楽。
その分、違うところ、全体のまとめ方だったり、絵作りに重点を置きたいと思っている。
師匠の絵は写実的。写真を元に描いているもよう。
なので、クロッキーサイトからちょうど良いのを探すことにした。

ちなみに絵作りについてはこちらの記事で語っているので、よろしければあわせてお読み頂けますと幸いです。↓

1巡目

とりあえずやってみた1巡目

Xで出来た!言ってだしつつ、あれ?と出し直したりしましたが、最終的に完成としたのはコレということにさせてください。

1巡目

作業時間は5時間くらい。
最後色々試したり、プリントアウトしながら様子見たりしていたので、実質的な作業時間は2~3時間。

今までやった3ヶ月上達法は、1枚描くのに20時間前後かかってたので、タイパはいい。
結局、枚数(量)って部分はあるので、その分上達も見込めるかもしれない。

自己分析と紆余曲折

反省点は多々あるが、根っこはほぼ1つ、

『完成形をイメージせずに始めてしまっている』

これに尽きる。

まあ、それだけだとアレなので、良い部分もあげておこうかな。

表情はいいかも。何だか楽しそう。
今回似てるか似てないかは重要ではないので、そこに捕われなかったのは良かった。
最終的に絵としてのバランスを取ろうという姿勢は良かったが、最初に明確な意図がなかったため、バランスを取ろうにも動きが噛み合っていない。
そしてどんどんおかしな方向に進み、時間も取られる始末。

何故そんな事になってしまったのか。

とにかく描写をする事にとらわれてしまった。
描写をしたくてたまらなかった。
それだけで始めてしまった。

こんな感じで進めてたという頭の中の実況中継(再現)↓

ある程度描写が終わって、背景の色どうしようとなり、やってみたら顔の色が黒ずんで見える。

作業中

ライト当ててみたら方いいんじゃない?

作業中

なんかメリハリなくなったなあ、全体的にトーンが軽すぎるなあ。
少し重みをつけるか。

作業中

何か顔ののっぺり感が氣になる…。
それに背景の色要らなくね?と、結局顔のライトと背景の色は外すことに。

完成

紆余曲折して、この作業要らなかったな…となる事が多い。

まあでも全体的にこの作業、焼け石に水ですよね。
ちょっと時間経って見ると、どれもそんな変わらんです😓

挙げ句の果てにモデルが良くなかったんじゃないかとか、考え出す始末。
いやいやいや。
モデルの良さを引き出して絵にするのが絵描きの仕事だろうがよ!!!

色ラフの重要性

結局ね、最初に完成形が頭の中にないのがこうなる原因なんだよ。
最初に書いたけど。

描写できるだろうか、という不安感から出発してしまったのがまずい。
それを払拭するためには色ラフという工程が必要なんだよ。
(って前にも何回も言ってる😭聞きゃしねーなー、自分😓)

インスタやYouTubeに上がってる動画はかなり見て、手順は出来るだけ寄せるようにしてたんだけど、ここに落とし穴があった。
最初の師匠の時もそう。
最初の師匠は色ラフをしない方だったので、自分もしなかった。

師匠が色ラフをしてるのかどうかは問題でなく、自分にとってその作業が必要ならすべきなんだ。

もう早く作業したくて全部すっとんでしまった。
描けるだろうかという不安を行動で払拭する、特攻タイプだったんだなと自覚した。
だから今までうまくいかなかったんだなー。

色ラフ、これは地図だ。
地図なしに突っ込んでしまうと、路頭に迷う。

色ラフだけじゃなく、表現したいものを言語化するのも必須!
言語化と色ラフはセット。

1巡後の練習を決める

絵の手順を確立させる

絵を描くときは色ラフと言語化を徹底する。全てはここから。
じゃないと、スタートにも立てない。

という事で、色ラフ含めた絵の手順を整理してみた。

1、写真の決定

2、写真(モデル)の良さ、表現したい部分を出来るだけ多く書き出す。
  光源の把握(把握するだけで決定ではない)

3、2を表現するのに相応しい表現法を下記を参考にしながら頭の中で模索し、イメージを明確にする。

 トーン
 色
 スタイル
   筆跡 ある、なし
   輪郭線 ある、なし
   写実寄り、コミック寄り、など
 テイスト
   ホラー
   SF など

4、3でイメージしたものを改めて言語化
  (光源はこの時に決定)

5、色ラフの作成

6、色ラフに納得がいけば本番の作業を開始。納得いかなければ3、或いは1に戻る。

この、1〜5までを1巡後の練習とする。
絵描く時は、言語化&色ラフをする、という事を徹底的に身体に覚えさせたい。
1つにつき、15分、長くても30分まで、最低でも1日1枚は描きたい。
10枚前後描いたら、2巡目に取りかかろうと思う。

他、氣になった事

ペース配分に氣を配る
作業をしているとついつい過集中なってしまう傾向がある。
適度な距離感と心身の体調を保つためにも、適度に休憩をとる事が必要だなと思った。
アナログ作業だと2〜3時間くらい平気(というか、そのくらいやらないと進まない)なのだが、デジタルはかなり短く設定しないといけない感じ。
なので、50分作業したら、休憩を5〜10分取ることにする。
必ずタイマーをセットする。
これでついダラっと作業してしまうのも防げるかもしれない。

師匠の絵を見ていて改めて気付いた特徴
今まで動画を中心に見ていたが、イラストそのものを眺めていて、ある特徴に気付いた。
全てではないけれども、師匠の良さがよくでていて魅力的だな〜と思うのは、フラッシュ撮影のような、光源が真正面からのものだ。
それによってハイライトが真正面に入り、艶やかさ・瑞々しさが強調され、絵としてのポイントにもなり、一石二鳥。
これは今後の上達法に取り入れていきたいと思う。

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