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ひとり夜咄3 「永遠の嘘をついてくれ」

病から回復して、残された日々を如何に過ごすか思案中の拓郎に
「拓郎を演じる事は卒業しよう」と言う愛妻。
「最後まで拓郎であり続けろ」と励ますみゆき。
拓郎は以前、みゆきの「ファイト」の歌を聞いた時の衝撃を思い出していた。
もう俺の時代は終わったのかと拓郎は思い詰めていた。
「俺にはもう、こんな歌は創れない」思い悩んだ拓郎はその曲をカバーして歌った。流石に、拓郎節は健在であった。
見事に自分の歌にした。拓郎は音楽活動を続けた、戸惑いと焦りの中で。とは言へ、拓郎も団塊の世代の申し子である。
https://youtu.be/FFaAsFEOXIE?si=vI262w14JskA_1tr

よる年波で、それ迄の疲れが溜まって病いにに襲われて、治療と休養を余儀なくされた。まもなく回復して、今後の在り方を想い悩んだ末に最愛の妻に相談した。
答えは「引退」の二文字だった。
みゆきはその話しを聞きつけて叱咤激励の意味を込めて、その曲を創った。人生の終章での決心はこの「永遠の嘘をついてくれ」であった。この曲が拓郎の再起の為に中島みゆきが歌い手の矜持を込めて精魂を傾けて傑作中の傑作を創り出して祈る想いで拓郎に送りつけた。
拓郎の決心は迷う事無くステージに戻って来た。もはや拓郎にとってのみゆきは以前のデビュー当時、追っかけの「みゆき」ではなかった。それは、彼女の今の神々しさが物語っていた。今まさに、天から舞い降りた女神となり、このライブに君臨する歌姫であった。
この動画は何度も映像著作権者の削除命令に遭遇して繰り返し消滅しては、その素晴らしさによって法を逃れながらもいまだに、甦って配信され続けてます。

不死鳥の如く。

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